心整体 いきいき堂の岩野です。
当院は起立性調節障害やパニック障害、自律神経失調症など、ふさぎ込むほどの不調を抱えた方が多くお越しになる整体院でございます。
自律神経不調を抱えていらっしゃる方の症状は千差万別です。そして、複合的にたくさんの症状でお悩みです。
本記事では初回来院された時に伺った症状をご紹介したいと思います。
現在、体の不調で悩んでいらっしゃる方、ふさぎ込むほどの不調を抱えている方がどこに行ったらいいのだろう?薬を飲んでいるけど、改善していなくて不安である。という方々に参考にしていただければと思います。
初期問診の時に伺った症状
40歳代の女性です。
不安感や焦燥感に襲われることが頻繁に起こるようになり、吐き気や腹痛などの症状もあらわれるようになる。内科や婦人科を受診して、胃腸薬や漢方薬が処方されているものの、症状が回復に向かいそうにない。時々、過呼吸が始まることもあるようでパニックといえる症状のようです。
当院の問診票に記入された不調症状は次のとおり
- 頭が痛い
- 目が疲れる
- 耳なりがする
- めまいがする
- 首がこる
- 首を動かすと痛い
- 肩がこる
- 背中が痛い、こる
- 腰が痛い
- 股関節が痛い
- 精神的に不安定
- 不安感や焦燥感がある
- 時々パニックを起こす
- 内臓の調子が悪い
- 慢性疲労や倦怠感がある
- 何もする気になれない
- 長時間歩けない
- なんとなくしんどい
- 音や光に過敏になっている
以上のようなたくさんの症状を抱えていらっしゃいます。
生活環境
最近、実母様が認知症と診断されました。そして認知症状も進行していて、出来事が発生するたびに呼び出しされるような状況になっていました。お母様は身内との死別など、さまざまなネガティブな出来事をきっかけに認知症の進行が一気に進んでしまったようです。

認知症が進んだお母様とどう向き合ったら良いのかがわからない。しかし、自分が看護師であることが、逆に重荷になっています。周囲からわかって当然という見方をされてしまいます。役所に相談しても取り合ってもらえない。他の親族も居住距離が離れているため、事実上介護するのは自分だけ。
これから先の不安が毎日押し寄せてくる。
そんな中、お母様がグループホームに入所できることになった。少しだけ気分が楽になれた。しかし、これからの心配や、孤立無縁感が無くなったわけではない。また急に孤独感に苛まれるうちに身体にさまざまな症状があらわれるようになってきました。
私の所感
パニック症状や様々な症状を抱えていらっしゃいます。この方は自律神経が乱れる状況になっています。
自律神経に影響を及ぼすのは、物理的な要因だけではありません。自律神経に最もダメージを与えるのはストレスです。ストレスというと心や意志の問題であり、身体とは直接的な関係がないように思えるかもしれません。しかし、例えば以下のように、心の状態はその場で身体に反映されます。
- 人前に立つ時、緊張して手に汗をかく
- 怒りで顔が赤くなる
- 失敗に気がついてサーっと血の気が引く、手が冷たくなる
- 好きな人のことを考えて胸がドキドキする
発汗・血管の拡張や収縮・心拍など、精神状態を身体にあらわしているのが、他ならぬ自律神経です。自律神経とは、心と身体をつなぐ神経であると言えるでしょう。
精神状態が乱れる=ストレスを感じるほど、自律神経は仕事が増え、疲労しやすくなります。家庭や仕事で強いストレスにさらされる時間が長ければ、その間、特に何もしていなくても自律神経は翻弄され、疲労し続けていきます。
この時、身体も緊張、すなわち筋肉が過緊張している状態にあるといえます。
ご自分で上手にストレスを発散したり、筋肉の過緊張をゆるめる時間を作るようにすれば、自律神経を休息させることができます。とはいえ、一度疲労した自律神経や筋肉の過緊張を自分の力だけで立て直すのは容易ではありません。人間関係や生活環境など生活全体を見直すことになりますし、実感を得るまでに時間がかかるからです。
そんな時に頼れるサポート役を務めるのが、私のところで行っている自律神経整体です。まずは施術によって筋肉の過緊張を取り除きます。時間をかけて過緊張しているので時間はかかります。あとはカウンセリングでしっかりとお話を聴かせてもらいながら、生き方、在り方の見直しなどを共に行えば快方に向かっていくと思います。

今回の症例を参考にしていただければと思います。
原因のわからない不調でお悩みの方は「心整体 いきいき堂」へLINEでご相談ください。

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