「できる・できない」で判断していませんか? それが見えていない不調の元凶かも

検査を受けても「異常なし」。
心療内科でお薬をもらっても、カウンセリングで話を聞いてもらっても、親しい人に打ち明けても、なんだかスッキリしない。
それどころか、ときどき発作のように不安がこみ上げて、身体がざわつく。
しかも不思議なことに、今の環境は決して悪くないのです。職場の人間関係も良好で、むしろ「居心地がいい」と感じている——。
そんなご相談を、実はよくいただきます。
ストレスがないのに、なぜ不調が出るのでしょう
私は日頃から「ストレスが身体を緊張させ、それが続くと不調になる」とお伝えしています。
でも、ご本人も周りもストレスを感じていないように見えるのに、症状が出ることがあります。
ここで大切なのは、「一見そう見える」「そう感じている」という点です。
不調には、必ず「火元」があります
症状が出るということは、必ず原因があります。火事でいえば「火元」です。
山火事を思い浮かべてみてください。燃えているところを消火器で一生懸命に消す。一度は火が消えて、ホッとする。でも火元が残っていれば、またボッと燃え出してしまいます。
検査で「異常なし」と言われるのに不調が続く——これは、この山火事とよく似ているのです。
お薬で症状を消しても、火元が残れば繰り返します
「自律神経の乱れですね」と言われ、お薬や漢方で症状を抑える。一時的にはラクになります。
でも火元が消えていなければ、また燃え出してくる。つまり、症状が繰り返されるのです。
私のところでも同じで、できる限り火元を探し、そこを消そうとします。ただ、ご本人も「これだ」というものがわからないと、なかなか難しいのも事実です。
火元が見つからないとき、答えはご自身の中にあります
メンタルは平気そうで、ストレスもなさそう。それでも深いところに不安を抱えていたり、「本当の自分ではない状況」に囲まれていることがあります。
仕事も人間関係も問題ないのに、ときどき症状が出る。実は私自身も経験してきましたし、今通ってくださっている方の中にもいらっしゃいます。
こういうとき、本当に望んでいる生き方とは違う生き方に、引っ張られている可能性が高いのです。
「できる・できない」ではなく「やる・やらない」で
本当の自分とズレているとき、私たちは見栄やプライド、不安から、つい「できる・できない」で物事を判断してしまいます。これも思考のクセのひとつです。
本当はチャレンジしてみたいのに、「できるかどうか」で考えると、リスクばかりが見えてきて、たいてい「できない」と我慢してしまう。
でも、人生の判断を「やる・やらない」に変えてみると、本当の自分が見えてきます。
本当の自分とのズレが、身体の緊張になります
「せっかくいい会社に入ったのに」「やめたら人生がグダグダになる」「周りの目が気になる」——そうやってリスクばかり数えていると、自分の軸で生きられなくなります。
それは、他人に振り回されている状態です。
本当の自分との間に差が生まれ、その差がやがて歪みになり、身体は少しずつ緊張を強めていく。緊張が続くと、病院では「異常なし」と言われる不調が、いくつも同時に出てくるようになるのです。
火元は、そういうところにあることもあります。
もし今、検査では異常がないのに不調が続いていて、しかも環境は悪くない……という方は、火元が「本当の自分とのズレ」にあるのかもしれません。一人で火元を探すのは難しいものなので、よければ一度ご相談ください。
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