広島県広島市で生まれ、現在は呉市焼山に在住する58歳の私。53歳までの34年間、一つの会社に勤め、真面目に仕事をこなすことが自分の生き方だと信じていました。
しかし、違和感や息苦しさを感じるようになりました。自分のやりたい仕事はこれなのか、縛られたまま過ごすのか、人生における本当の幸せとは何か、という問いかけが生まれました。安定した生活を続けていましたが、違和感は消えず、ついには通勤中にパニック症状に見舞われました。
ある日、尊敬する先輩が亡くなり、その出来事が自分の人生を変えるきっかけとなりました。突然、整体師への道に導かれたのです。これまで考えもしなかった道でしたが、自分の進むべき道だと直感しました。
しかし、独立自営の道は想像以上に厳しいものでした。整体という未知の業界、未経験の仕事に向き合いながらも、お客様と真摯に向き合ってまいりました。
その中で、日本の医療事情や社会事情を学び、整体院を訪れるお客様のお話を通じて、彼らの苦しみや自分の悩みとの共通点を感じました。
整体は代替医療ではなく、治療法でもありません。命の尊厳を取り戻す「教育」としての整体。その理念のもと、「命を輝かせる整体」を実践しています。
すべての症状が整体で解決できるわけではありませんが、病院では治らない慢性不調や自律神経失調症、難治性疾患と呼ばれるものが当院で治癒軽快している事実があります。
厚生労働省の統計からも分かるように、治らない病で苦しむ人は多くいます。その中で、整体が選択肢の一つであることを知っていただきたい。健康を取り戻すために必要な情報を広めたいという思いが、日々強まっています。
人は本来の道を見つけた時に最高の幸せを感じます。苦労や困難はつきものですが、それは成長のための貴重な経験であり、学びの場でもあります。
自分らしく、自由に生きるために、整体師としての道を歩んでいます。開業5年目の私たちの整体院はまだ未熟ですが、全身全霊を傾けて、「命を輝かせる整体」を実践してまいります。
「一灯照隅 万灯照国」
つまらない人間も「世界のため、人類のため」などと言います。 あれは寝言と変わらない。 寝言よりももっと悪い。 なにも内容がない。 自分自身のためにも、親兄弟のためにも、ろくなことができない人間が、どうして世界のために、人類のために、なんて大口きけるか。
それよりも、自分が居るその場を照らす。 これは絶対に必要なことで、また出来ることだ。 真実なことだ。 片隅を照らす! この一灯が万灯になると「万灯照国」になる。 こういう同志が十万、百万となれば、優に日本の環境も変わりましょう。
安岡正篤さんの言葉より