パニック症状でお悩みの方へ
私も過去にパニック症状を発症した経験があります。まだサラリーマンだった頃です。それは通勤バス車内で突然発症するようになりました。動悸、過呼吸、吐き気がひどかったと思います。はじめはよくわかりませんでしたが、通勤時は毎日、同じ場所で発症するようになりました。
あなたがもし同様の症状が出て、おかしいなと感じられたら、まずは病院で検査を受けていただければと思います。検査した結果、「異常なし」、「原因がわからない」、「パニック症状ですね」と診断された場合は、抗不安薬などを飲む前に心整体 いきいき堂にご相談ください。
今まで来られた方の症状を上げてみました。
- 突然不安になり、胸が苦しくて拍動が早くなり、息も苦しくなる
- 明確な理由もなく、心臓の拍動が激しくなり、救急車を呼んだ
- 特急電車、新幹線、飛行機など逃げ場のない場所になると過呼吸が始まる
- 漠然とした不安が続き、孤独感や焦燥感に迫られる
- 理由もなく手が震える。顔が赤くなる。多汗になる。
- 不安が頭をよぎって、なかなか寝れない
このような症状で悩んでいた方々、あなたの身体はとても緊張している状態です。具体的には筋肉の過緊張が起きています。過緊張になると体液循環が滞り、さまざまな不調症状があらわれてくるのです。
この過緊張をゆるめていけば、投薬治療しなくても回復できて、元の生活を取り戻せます。
パニック症状がまねくもの
パニック症状は自律神経と大きく関連しています。自律神経は24時間365日休むことなく、身体のあらゆる働きを制御するたいへん重要な神経システムです。パソコンで例えるとWindowsのようなオペレーションシステム(OS)なのです。自律神経が乱れると次のような状態をまねきます。
- 血圧調整不全
- 心拍調整不全
- 内分泌機能低下
- 免疫機能低下
- 内臓機能低下
- 発汗調整不全
- 唾液分泌不全
- 呼吸調整不全
- 睡眠障害
- 精神不安定
- 神経過敏
これらが複合し、不快症状が出ている状態がパニック症状といえます。
パニック症状の要因と原因
主な要因2つあります
- 身体を緊張させる生活スタイル
- 心と体を緊張させる精神的ストレス
身体を緊張させる生活スタイル
- 日常姿勢 巻き肩・前かがみ・足組み・座り方・立ち方など
- 仕事内容 長時間デスクワーク、立ちっぱなし、運転など
- 食事内容 食べ過ぎ・飲み過ぎ・偏りすぎ・ファスト・コンビニなど
- 睡眠環境 枕や布団が合わない・スマホを枕元・陽当たりなど
- 光の刺激 スマホ、ゲーム、テレビの長時間使用(特に夜中)など
- 薬の服用 痛み止め、アレルギー薬常用など
心と体を緊張させる精神的ストレス
- 人間関係 精神的ストレスの大半を占める
- 職場環境 人手不足、長時間労働やハラスメントなど
- 家庭環境 核家族、共働き、少子化、高齢化など
- 社会環境 自然と利便性のアンバランスなど
- 病気患い 病気や障がいになっている不安など
- 思考の癖 他人との比較、自己肯定感の不足など
- 金銭問題 お金本位の価値観と貧富格差
これら要因が積み重なって、しだいに不調症状があらわれています。
パニック症状については、精神的ストレスを要因としている場合がほとんどです。
パニック症状の原因
パニック症状は精神的ストレスを要因としている場合がほとんどで、「心の病」だといえます。しかし、精神的ストレスは要因であって、直接の原因ではありません。
精神的ストレスにより、長い時間をかけて身体はいつも緊張した状態になってしまいます。緊張した状態が続くと、やがて筋肉過緊張になります。後頭部から背中、腰部にかけての脊柱起立筋群が過緊張し硬くなっています。
筋肉群の過緊張がパニック症状の直接の原因です。
筋肉の過緊張は、様々な疾患や症状に発展しているのです。
- 体液(血液、リンパ液、脳脊髄液)循環停滞
- 呼吸抑制
- 骨格バランスの歪み定着化
- 神経交通阻害
パニック症状はさまざまな状態が相互に、かつ複雑に関与しあい、心身が本来の調和を失った結果です。そして、その大元は筋肉の過緊張なのです。
このような観点でアプローチをしない限り、症状が改善することはありません。だからたくさんの方々が何年にもわたり原因不明の不調で悩み、症状を複雑化、悪化させているのです。
パニック症状を薬に頼らず治すには
パニック症状を回復させるには、特に背中周りの過緊張をゆるめていきますが、足先、手先から頭頂部まで全身の緊張もゆるめる必要があります。
「身体の脳」と「心の脳」
私たちの身体には、外側や内側の環境を監視し、生命を守るために自律的に働いている「身体の脳」と呼べる仕組みがあります。この「身体の脳」は自律神経機能も含み構成されており、無意識のうちに身体を調整しています。一方で、意識して考えたり動いたりするのは「心の脳」の役割です。
「身体の脳」は、気温や気圧の変化、突然の大きな音や強い匂い、精神的なストレスといった環境の変化を感知すると、それを「危険」と判断します。そして自動的に筋肉を緊張させる指令を出し、身体を守る準備を整えます。この反応は私たちが意識することなく行われています。
不調の原因は「身体の脳」がバランスを失う
本来、「危険」が去ると「身体の脳」は緊張を解き、身体をリラックスさせるはずです。しかし、時には「身体の脳」が危険が去ったことを認識せず、緊張状態を維持したままになることがあります。このような状態が続くと、以下のような悪循環が生じます
- 過剰な緊張:筋肉が必要以上に緊張し続け、身体全体のバランスが崩れる
- 血流の悪化:緊張により血液循環が滞り、酸素や栄養の供給が不十分になる
- 慢性的な不調:痛みや疲れが蓄積し、自然治癒力や免疫力が低下
- さらなる悪化:放置すると不調が慢性化し、日常生活に支障をきたす
このように「身体の脳」がバランスを失うことで、不調や病気の根本原因となる場合が多いのです。もちろん「身体の脳」だけではなく、「心の脳」つまり思考や考え方などが不調の原因になることも多くあります。
自律神経無痛療法による改善
自律神経無痛療法は、神経筋にアプローチすることで神経反射を活用し、「身体の脳」に対して「もう危険はない」「緊張をほどいても大丈夫」というメッセージを施術によって伝えます。このアプローチにより、以下のような効果が期待できます
- 筋肉の緊張が緩和される
- 身体全体の歪みが修復される
- 血流が改善し、酸素や栄養が行き渡る
- 自然治癒力と免疫力が回復する
施術では、優しい力(ふれる・ゆらす・まわす・さするなど)を用いて筋肉や神経にアプローチします。優しい刺激ほど神経は活性化しやすく、根本からの改善を促します。一方、強い力を加えると神経機能が停止し、一時的に楽になったように感じても、根本的な改善には繋がらない場合が多いのです。
身体を本来の状態へ導くサポート
自律神経無痛療法は、身体が持つ本来の力を取り戻すお手伝いをする療法です。「身体の脳」が失ったバランスを整え、神経伝達をスムーズにすることと、「心の脳」の改善、すなわち思考パターンを変えてもらうことで、快適で健やかな日々を送れるようサポートします。
心整体 いきいき堂はパニック症状でお悩みの方々と向き合ってまいりました。その経験からいえることがあります。
- 心身一如、心と身体はひとつのものである
- 心にも身体にも、自然治癒力がある
それにゆだねるのが、最も安全で確実であるといえます。心であれ、身体であれ、不調には必ず原因があります。そして、好不調をくり返すのが、人間の常です。不調が悪いわけではないのです。むしろ、自分の生活や考え方などを見直す、良いきっかけです。
緊張をゆるめても再発する場合
身体の過緊張、つまり筋肉の緊張をゆるめることで症状が回復すると説明してきました。しかし、再発してしまう場合があるのです。せっかく筋肉がゆるんでも、また緊張してしまうのです。
それはなぜか?
大きな理由として、あなたの「思考の癖」があります。
他人と比較してしまったり、現実起きていないにもかかわらず、不安をどんどん膨らませてしまうなど「思考の癖」が改善されていないことで、再度身体が緊張してしまうのです。
「思考の癖」を改善するには、自分の在り方や脳の使い方を変えていく必要があります。
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