パーキンソン病と身体のこわばり 〜やさしく整えて「動ける感覚」を取り戻す〜

パーキンソン病というと、どんな症状を思い浮かべますか?
● 身体がこわばる
● 手足が思うように動かない
● 歩き方がぎこちない
● 小刻み歩行になり、転びやすい
といった症状がよく見られます。
薬物療法やリハビリも大切ですが、自律神経無痛療法でも「動ける感覚が戻ってきた」「身体が軽くなった」というお声をいただくことがあります。
今回は パーキンソン病と身体のこわばり について、
自然形体療法の理論をベースにした見解 と対策の一部をご紹介します。
身体のこわばりは「身体の脳のブレーキ」から起こる
私たちの身体は普段、脳からの「動きなさい」「止まりなさい」といった命令をスムーズに受け取っています。
けれどパーキンソン病の場合、脳の一部でドーパミンという神経伝達物質が不足することにより、
● 動きをスムーズに切り替える
● 姿勢を保つ
● 身体の柔軟な反応をする
といった働きがうまくいかなくなります。
そこに加えてもう一つ重要な要素があります。
それは、**身体の脳(小脳・間脳・延髄)や自律神経の「誤学習」**です。
なぜ「誤学習」が起きるのか?
パーキンソン病の方は、
**「これ以上動くと危ない」「動かすと痛みが出る」**という経験を無意識に繰り返しています。
すると身体の脳が
👉 動きを制限する
👉 筋肉を緊張させて固めて守ろうとする
という反応を覚えてしまいます。
これが「誤学習」です。
疲労・痛み・不安・転倒体験などもこの誤学習を強化してしまう要因です。
結果として、動ける能力が残っていても、身体がブレーキをかけてしまうのです。
自律神経無痛療法のアプローチ
心整体 いきいき堂で行っている 自律神経無痛療法 では、
🌿 身体の緊張やこわばりをやさしく解きほぐし
🌿 神経と筋肉の「誤学習」をほどき
🌿 「動いても大丈夫だよ」という身体の安心感を作ります
これにより、徐々に
✅ 手足が動かしやすくなる
✅ 歩き出しやすくなる
✅ 転倒の不安が減る
といった変化が生まれやすくなります。
もちろん、薬やリハビリと併用しながら、身体の土台を整えていくというイメージです。
動ける感覚は取り戻せます
パーキンソン病は進行性の病気ではありますが、
「動ける感覚」は生活の質に大きく関わります。
✅ 1日を快適に過ごしたい
✅ 家事や買い物を少しでも自分で続けたい
✅ 転倒のリスクを減らしたい
こうした願いをサポートするのが自律神経無痛療法の役割です。
やさしい刺激で身体のブレーキをほどき、
動きやすい身体づくりのお手伝いをしています。
「少しでも身体を軽くしたい」 という方、
ご家族の方も、ぜひ一度ご相談ください。