なぜ、師匠の門を叩いた瞬間、パニックは消えたのか

(前回の続きです。)
自分の人生について、毎日のように自問していた頃のことです。パニックの症状も、まだ続いていました。
そんなタイミングで、尊敬していた先輩が、突然亡くなりました。62歳でした。
告別式で、お経を聞きながら、私はまた自分に問いかけていました。
——人生というのは、誰もが長生きして、あと数十年あるとはかぎらない。自分だって、いついなくなるか分からない。
どちらかといえば、私は「太く生きたい」タイプです。だからこそ、問いは止まりませんでした。
「自分の人生を、どうしたいのか」
「後悔しないように生きた、と思えるのは——今のままなのか?」
会社の傘の下で生きるのか
自慢ではありませんが、会社員時代の自分に、ひとつだけ感心していることがあります。
ダラダラと毎日を何気なく過ごすのが、どうしても嫌だった。いつも、挑戦だけは続けようとしていました。いつもキッチリできていたわけではなく、中途半端だったかもしれませんが、それでも。
問いは、だんだんこう変わっていきました。
「会社という大きな傘の下で、守られた人生を送るのか」
「それとも、裸一貫で勝負してみるのもアリなんじゃないか」
「どうせ、一度しかない人生じゃないか」
毎日、そう思っていました。
不思議な縁
私はぎっくり腰をよくやる人間で、整体やマッサージにはよく通っていました。施術を受けながら、セラピストさんに「どうしてこの仕事に就いたんですか」「どうやったらなれるんですか」と聞いていたことを、ふと思い出したりもしました。母が長くパーキンソン病に苦しんでいたことも、頭をよぎりました。
そんな話を、行きつけの理容店の店主と、なんとなく語り合っていました。退職を考えて、というわけではありません。本当に、無意識にです。
すると店主が、のちに私の師匠となる人のFacebookを紹介してくれたのです。店主自身も会ったことはないけれど、「投稿が変わってる。面白いよ」と。
それが、整体を具体的に考える、最初のきっかけになりました。
不思議な縁を感じます。今こうしてブログを書いていても、それを感じます。今の自分を、当の私自身が、まったく思い描いていなかったからです。
人生で初めて、自分に投資した
受講料は、決して安くありませんでした。私は人生で初めて、自分に投資をすることにしました。
迷いました。迷って、迷って。お金に羽が生えて飛んでいくイメージも浮かびました。
それでも——投資にはリターンがある。無駄遣いをしているわけじゃない。そう自分に言い聞かせていました。
そして、思い切って師匠の門を叩いたとき。
あれほど苦しんでいたパニックの症状が、治ったのです。
サラリーマンを続けながら整体塾に通っていたので、通勤の方法は何も変わっていません。それなのに、あの吐き気が止まった。平気になったのです。土日は整体のトレーニングで、休みはなくなりました。でも、不思議と、苦しくなかった。
自分が、自分に近づいていく
この時点では、「退職して整体師になるぞ」と決めていたわけではありません。65歳の定年のときにやれたらいいかな、くらいの、軽い気持ちでした。
ところが、歩みを進めるうちに、居ても立ってもいられなくなってきたのです。施術の技術は、続けないと腐ってしまう。途中でやめたくない。そして、自分の人生だって、いつ幕を閉じるか分からない。
自分が、自分に近づいていたのです。
それをまた遠ざけるのは、後悔する気がしました。
だから、一気に退職へと舵を切りました。
あれから7年。順風満帆ではありません。首の皮一枚で、なんとか生き残りながら、それでも自分の人生を生きています。
苦しいです。けれど、後悔はありません。
思考が、身体を変える
今は、心や身体が苦しくて悩んでいる方のお役に立ちたい——いきいきと生活してほしい。そう願いながら仕事をするようになりました。これだけでも、自分はずいぶん変わったなと思います。
自分の人生を変えるきっかけになったのは、やはり「思考」でした。
思考は、身体を変えます。
病気が治る、治らない、と言い切ることはできません。けれど、自分の向かう先が見えてくると、不思議と、心も身体も健康になっていく気がするのです。
私自身が、それを身をもって体験してきました。だからこそ、今お伝えしている「思考×身体の回復メソッド」を、自信を持っておすすめできます。
苦しさの出口を探している方は、どうぞ一度、ご検討なさってみてください。
