4/28(日) 心整体法ワンディセミナー無事に終了いたしました。次回ご期待ください。詳細はこちら

筋肉過緊張とパニック障害 – 身体と心のつながり

心整体 いきいき堂の岩野です。
パニック障害は、突然の恐怖や不安感を伴う強烈な発作を特徴とする心の病気です。その原因は様々ですが、最近の研究によれば、筋肉の過緊張がパニック障害の発生に関与していることが示唆されています。本記事では、筋肉の過緊張とパニック障害の関係について探ってみたいと思います。

目次

体の本能である筋肉の緊張

私たちの身体と心は密接に結びついています。ストレスや不安が高まると、筋肉が緊張し、身体的な反応が現れます。これは「闘争または逃避反応」として知られています。この反応は、危険な状況に対して身を守るための生物学的な反応であり、古代の人間にとっては生き残るために重要でした。

しかしながら、現代社会では、危険な状況に直面することは少なくなりました。それにもかかわらず、私たちの身体は未だに筋肉が過緊張状態になることがあります。

現代社会における筋肉の過緊張になる要因とは

現代社会における筋肉の過緊張になる主な要因については以下のことが考えられます。

ストレスと圧力

現代の快適な生活の中でも、私たちはさまざまなストレスや圧力にさらされています。仕事の締切、家庭の責任、社会的な期待など、これらの要素は私たちの身体と心に大きな負荷をかけることがあります。ストレスが蓄積されると、筋肉は緊張しやすくなります。

長時間のデスクワーク

近年、多くの人々がデスクワークに従事しています。長時間座りっぱなしの状態は、筋肉の過緊張を引き起こす一因となります。特に、首、肩、背中の筋肉は長時間同じ姿勢を続けることで緊張しやすくなります。

運動不足

現代社会では、運動不足の人が増えています。適度な運動不足は、筋肉の血流や柔軟性を低下させ、過緊張を引き起こす可能性があります。また、運動はストレスを緩和する効果もありますので、不足している場合には特に影響が現れやすいです。

デジタルテクノロジーの使用

スマートフォンやタブレット、コンピューターなどのデジタルテクノロジーの使用は、私たちの姿勢や運動パターンにも影響を与えます。画面を見つめるために頭や首を前方に突き出し、長時間同じ姿勢を続けることがあります。これにより、筋肉の過緊張が引き起こされることがあります。

睡眠の問題

忙しい日常やデジタルテクノロジーの使用によって、質の高い睡眠を取ることが難しくなっています。不十分な睡眠や睡眠障害は、筋肉の過緊張を引き起こす可能性があります。睡眠不足は身体の疲労を蓄積させ、筋肉の緊張や痛みを引き起こす要因となることがあります。

不良姿勢

日常生活の中で、正しい身体の動作や姿勢の正しい使い方を実践することは重要です。しかし、多くの人々が無意識に姿勢の悪い状態で過ごしたり、運動中に誤った動作を行ったりしています。これによって、特定の筋肉が過剰に緊張し、筋肉の過緊張が生じることがあります。

これらの要因は、現代社会において筋肉の過緊張が生じる主な要因です。

筋肉の過緊張とパニック障害

パニック障害の人々は、筋肉の過緊張がパニック発作を引き起こすことがあると考えられています。
前項で説明したような要因により現代社会では筋肉の過緊張を生じるわけですが、これらの身体的な感覚(肩や首のこわばり、頭痛、胸の圧迫感など)が不安や恐怖と結びつくと、パニック発作が引き起こされる可能性があります。

また、呼吸にも影響を及ぼすことがあります。緊張した筋肉が呼吸に必要な余裕を奪い、呼吸困難や息苦しさを引き起こすことがあります。これにより、さらなる不安や恐怖が生じ、パニック発作が悪化する恐れがあります。

まとめ

パニック障害を引き起こす原因の一つである筋肉の過緊張を軽減すれば、症状が改善される可能性が高くなります。過緊張を軽減するためには、ストレス管理、適切な運動、正しい姿勢や姿勢の維持、良質な睡眠の確保など、総合的なアプローチが必要です。

もし筋肉の過緊張が慢性化し、身体的な不快感や心の健康に深刻な影響を及ぼしている場合は、専門家に相談することをおすすめします。適切な治療やアドバイスを受けることで、筋肉の過緊張を緩和し、心身のバランスを取り戻し、パニック障害の症状を改善できますので、ご相談いただければお力になれると思います。

原因がわからない不調でお悩みの方は「心整体 いきいき堂」へLINEでご相談ください。

友だち追加
よかったらシェアしてください!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次