不安で眠れなかった60代女性が「仕事が楽しい」と言えるようになるまで

「特に悪いところはないんですけど、少し右肩が痛くて…」
そう言って来院された60代の女性。
以前のつらい状態を知っている私からすると、その言葉自体が大きな変化でした。
かつての彼女は、
・理由のわからない不安
・眠れない日々
・頭痛や首・肩の強いこり
といった不調に悩まされていました。
「何が不安かはわからない。でも、とにかく不安なんです」
そう話されていたのを、今でもはっきり覚えています。
■不調の本当の原因は「思考のクセ」にある
当院では、身体だけでなく
「思考のクセ」にも目を向けていきます。
ただし、ここがとても大切なところですが、
私が答えを教えることはありません。
なぜなら――
自分で気づかない限り、変わらないからです。
そこで、こんな問いを投げかけます。
・これは思い込みではないか?
・いつからそう思っているのか?
・何のために、それを続けているのか?
この問いを通して、
自分自身の内側にある「前提」に気づいていく。
実はそれだけで、
身体は驚くほど変化していきます。
■身体が動き出すと、人生も動き出す
彼女は来院当初、仕事を休んでいました。
それほど不調が強かったのです。
しかし、身体が整ってくるにつれて、
「これならできるかもしれない」と感じ、
少しずつ仕事に復帰していきました。
以前であれば、人間関係に悩み、
自分をすり減らしていたような場面でも――
「うまく受け流せるようになりました」
そう話されていました。
■「いい人」をやめたとき、回復が加速する
彼女は長い間、
「いい人」であろうとしてきました。
頼まれたことは断れない
嫌なことでも我慢する
感情を押し込める
一見、立派に見える生き方です。
しかし、その裏側では――
感情が抑え込まれ、エネルギーが消耗し、
身体は常に緊張状態にありました。
それが、不調という形で現れていたのです。
■気づいた人から、回復していく
彼女は、その悪循環に気づきました。
そして、やめたのです。
・やりたくないことはやらない
・自分の気持ちを大切にする
・できることを、自分のペースでやる
その結果――
「今は仕事が楽しいです」
と笑顔で話されるようになりました。
■あなたの不調にも、理由があります
病院で「異常なし」と言われた不調。
それでも続く違和感やつらさ。
その背景には、
身体の問題だけではなく、思考のクセが関係していることがあります。
そしてそれは、
誰かに治してもらうものではなく、
自分で気づくことで変わっていくものです。
もし今、
・理由のわからない不安がある
・眠れない日が続いている
・同じ不調を繰り返している
そんな状態にあるなら――
一度、自分の「思考」に目を向けてみてください。
そこに、回復のヒントが隠れているかもしれません。
