広島への思い 〜 原爆の日から78年

広島市生まれ、広島市育ちの私が、今日で世界で初めての核爆弾が広島に投下されてから78年が経った原爆の日について、心の内を綴ります。

1945年8月6日、広島市で原子爆弾が炸裂し、無数の命が奪われました。私自身は被爆を経験していませんが、その惨状を知る親戚がいます。父は小学生だったため疎開先の福山市にいたため被爆を免れましたが、叔父や叔母は広島市内にいたため被爆しました。彼らは即座に亡くなったわけではありませんが、その後の生活は想像を絶するものであったことでしょう。

しかし、被爆者の体験を語ることは容易ではありません。私が中学生の頃、夏休みの宿題で原爆に関するレポートを書く課題がありました。その際、叔母たちにインタビューを試みましたが、彼女たちは口を閉ざし、暗い表情を浮かべました。その姿から、彼らが体験した惨状がいかに深刻だったかを感じ取ることができました。

現在、被爆者の方々が勇気を振り絞り、体験を語る機会を作っています。彼らの姿は、平和への強い願いと共に、後世に語り継がれるべきものです。私も自らの子供たちにこの日の意味を伝え、平和への道を歩んでいくことの大切さを教えたいと思います。

原爆の日を迎えるにあたり、私は平和を祈り、被爆者への感謝の気持ちを捧げます。また、私の子供たちにもこの日のことを伝え、平和への思いを引き継いでいくことが、私の使命であると考えます。