認知行動療法に似ているけれど、少し違う──思考×身体の回復メソッドが目指すこと

認知行動療法に似ているけれど、少し違う
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「これって、カウンセリングみたいですね」
施術の中でそう言ってくださる方がいます。
たしかに、思考×身体の回復メソッドは、心理学の世界で広く使われている認知行動療法(CBT)と、重なる部分があります。
今日は、その共通点と、このメソッドならではの違いについてお伝えします。
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◆ 認知行動療法とは何か
認知行動療法とは、「思考(認知)のクセが感情や体に影響を与える」という考え方をもとにした心理療法です。
同じ出来事が起きても、「自分はダメだ」と受け取る人と「次に活かせばいい」と受け取る人では、その後の感情や体の反応がまったく異なります。
認知行動療法では、その思考のクセに気づき、より現実的でバランスのとれた見方に変えていくことを目指します。うつや不安障害の治療にも広く用いられており、科学的な裏づけのある方法です。
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◆ 共通しているところ
思考×身体の回復メソッドと認知行動療法には、大切な共通点があります。
「思考のクセが、心身の不調に深く関わっている」という前提です。
「こうしなければならない」「私はダメだ」「あの人は私を嫌いに違いない」
こういった思考のパターンが積み重なることで、脳と体に慢性的な緊張が生まれます。この出発点は、どちらも同じです。
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◆ 少し違うところ
大きな違いは、「答えを出す」かどうかだと思っています。
認知行動療法では、歪んだ思考に気づいたら、より正確な思考に「書き換える」アプローチをとります。「本当にそうだろうか?」「別の見方はできないか?」と積極的に問いかけ、思考を修正していきます。
一方、思考×身体の回復メソッドでは、少し違います。
気づいたら、答えを出そうとしない。問いかけたら、放っておく。
思考を「正しい方向に書き換える」のではなく、思考のクセに「気づいて、認める」ことを繰り返すことで、脳が自然に変化していくのを待ちます。
無理に思考を変えようとすると、それ自体がストレスになることがある。だからこそ、「自然に変わっていくプロセス」を大切にしています。
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◆ 「体」を中心に置いているところも違う
もう一つ、大きな違いがあります。
認知行動療法は主に「思考と感情と行動」の関係に焦点を当てます。
このメソッドでは、そこに「体」を加えています。
思考のクセは、感情だけでなく、体の緊張や不調と直結しています。頭痛、肩こり、眠れない、疲れがとれない。これらの不調が、思考のパターンと切り離せないものとして見ています。
思考のクセが変わると、体の症状が変化する。体の変化が、思考の変化を実感させてくれる。この双方向のプロセスが、このメソッドの核心にあります。
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◆ 理論より「気づき」を優先する
認知行動療法は、構造化されたセッションの中で専門家とともに進める療法です。
思考×身体の回復メソッドは、もう少し日常に近いところで使えることを意識しています。
感情が揺れた瞬間に、自分に問いかける。答えを出そうとせず、放っておく。それを日常のあちこちで繰り返していく。
難しい理論や専門知識がなくても、「気づき」と「問いかけ」だけで体が変わっていく体験を積み重ねてほしいと思っています。
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思考のクセと体の関係について、一度きちんと向き合ってみたい方はLINEからどうぞ。
