1/31(土)・2/1(日)は臨時でお休みいたします

スマホの小さな画面が、私たちの「察する力」を奪っている

スマホは今や生活必需品です。
連絡、情報収集、娯楽、仕事。
気づけば1日の多くの時間を、手のひらの小さな画面と向き合って過ごしています。

しかし近年、
「人の気持ちが分からなくなった」
「ちょっとした言葉に過剰に反応してしまう」
「コミュニケーションが疲れる」
と感じる人が増えています。

その背景にあるのが、スマホの画面サイズが人の脳に与える影響です。


非言語能力とは何か

非言語能力とは、
言葉以外の情報から相手の感情や意図を読み取る力のことです。

・表情
・目の動き
・雰囲気
・間(ま)
・空気感

私たちは本来、こうした要素を無意識に感じ取りながら、人と関わっています。

精神科医の 樺沢紫苑 氏は、
現代人の非言語能力が低下している大きな要因の一つとして、
スマホの「画面の小ささ」を挙げています。


小さな画面では、表情が読み取れない

スマホの画面は非常に小さく、
動画に映る人の顔や表情もごく小さく表示されます。

そのため、

・目の微妙な動き
・口元の緊張
・表情の変化

といった、感情を読み取るための重要な情報がほとんど認識できません。

結果として、
「相手が何を感じているのか」を
表情から察する経験そのものが減ってしまうのです。

これは、非言語能力の土台が育たない状態とも言えます。


「察する力」が育たなくなった理由

かつては映画館やテレビなどの大画面で映像を観る機会が多くありました。

セリフがなくても、
俳優の表情や沈黙から感情を読み取り、
自然と心を動かされていたはずです。

この体験そのものが、
人の気持ちを察するトレーニングになっていました。

しかし現在は、

・スマホの小さな画面
・倍速視聴
・ながら見

が当たり前になり、
表情を味わう余白がほとんどありません

その結果、
人の感情を読み取る力が鍛えられず、
コミュニケーションが表面的になっていきます。


「マルハラ」が示すもの

最近よく聞く「マルハラ」という言葉があります。

LINEなどの文章で、
文末に「。」(句点)がついているだけで
「怒っている」「冷たい」と感じてしまう現象です。

本来であれば、

・文脈
・これまでの関係性
・相手の性格

を踏まえて判断するはずです。

しかし非言語能力が低下すると、
そうした情報を総合的に感じ取ることができず、
記号や文字といった表面的な要素だけに反応してしまう

これは、
「人の気持ちを察する力が弱くなっているサイン」
とも言えるでしょう。


身体と心の不調とも無関係ではない

非言語能力が低下すると、
人間関係の緊張や誤解が増えます。

すると脳は常に警戒モードとなり、
身体は無意識に力み、
自律神経も乱れやすくなります。

整体の現場で見られる
・慢性的な緊張
・原因不明の不調
・疲れが抜けない状態

その背景には、
スマホによる脳の疲弊が隠れているケースも少なくありません。


大画面と「会話」が、脳を取り戻す

スマホを完全にやめる必要はありません。

大切なのは使い方です。

・パソコンやテレビなどの大画面で観る
・家族や誰かと一緒に観て、感想を話す

こうした体験は、
前頭葉を刺激し、
非言語能力を再び活性化させます。

人は本来、
「一緒に感じる」ことで脳が整う生き物なのです。


まとめ

スマホの小さな画面は、
便利である一方で、

・表情を読む力
・察する力
・人と自然につながる感覚

を静かに奪っていきます。

もし最近、
「人とのやり取りがしんどい」
「理由のない不安や緊張が続く」
と感じているなら、

身体だけでなく、
脳の使い方・情報との距離感
一度見直してみることも大切かもしれません。

よかったらシェアしてください!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次