「薬をやめたい」と伝えたら、医師が不機嫌になった——患者が感じてはいけないプレッシャーについて

今日、19回目の施術に来てくれた20代の女性のお客様のお話です。
初めていらしたときは、不安感やパニック的な症状があり、首・肩・背中・腰のコリや痛みにも悩んでいました。心療内科にも通い、向精神薬を処方されていました。頭痛や内臓の不調については、かかりつけの内科にも定期的に通っていたそうです。
あれから約20回。今は症状がほとんど消えて、メンテナンスとして来てくださっています。
「もう薬をやめたい」
症状が落ち着いてきたこともあり、彼女は自分の意思でこう思ったそうです。
「もう若いし、ずっと飲み続けたくない。やめたい」
その気持ちを、通っている病院の先生たちに伝えました。
かかりつけの内科の先生は、丁寧に対応してくれたそうです。頭痛薬や内臓の薬については徐々に減らしながら、来月には終わりにしましょうと。患者の意思を尊重した、誠実な対応だったと思います。
心療内科では、何かが変わった
問題は、心療内科でのことでした。
「向精神薬をやめたいんですが」と伝えたとき、医師の態度が変わったそうです。
顔を見なくなった。返事がぶっきらぼうになった。明らかに不機嫌になった。
それ以来、彼女は「怖くて言えなくなってしまった」と話してくれました。だから今も、納得できないまま処方を受け続けているそうです。
整体師として、思うこと
これを聞いて、正直、胸が痛くなりました。
私は病院を否定しているわけではありません。むしろ逆で、私のところに来てくれる前には必ず病院に行ってほしいとお客様にはお伝えしています。科学的な検査は、私にはできません。身体の奥に大きな病気が隠れていることもあるからです。
薬だって必要だと思っています。
でも、患者さんが「やめたい」と言ったとき、それに向き合う方法は、不機嫌になることじゃないはずです。
「今やめると、こういうリスクがあります」 「もう少しだけ様子を見ましょう」 「一緒に段階的に考えていきましょう」
そう話してくれるだけでいい。それだけで、患者さんは安心して次の話ができる。
心療内科は、心の不調を抱えた人が来る場所です。だからこそ、そこで感じるプレッシャーは、ほかの診療科よりずっと大きな影響を与えてしまう。そのことを、先生には知っていてほしいと思います。
親身な医師の話も、ちゃんとある
現場でお客様と話していると、素晴らしい医師の話も聞きます。
専門外のことでもわかる範囲で答えてくれた、丁寧に説明してくれた、他の専門家を紹介してくれた——そういう話を聞くと、本当に嬉しくなります。そしてそれを、お客様にもそのままお伝えします。
医療と、整体と、それぞれの役割がある。その連携がうまくいくとき、お客様の回復はずっと早くなります。
今日は、少し冴えない午前中でした
今日聞いた話は、珍しいことではないのかもしれません。でも、だからといって慣れていい話でもない。
怖くて「やめたい」と言えない。そのまま処方が続く。患者さんの気持ちは、どこにも届かない。
それが今日、私の胸に引っかかっています。
このことを書いておきたかった。ただそれだけで、書きました。
