自律神経の不調は「身体」だけの問題ではありません|思考のクセと慢性不調の深い関係

病院の検査では「異常なし」。
それでも、動悸・めまい・不眠・不安・慢性的な疲労が続いている。
心整体 いきいき堂には、そうした自律神経の不調で悩まれている方が多く来院されます。
私はこれまで、自律神経無痛療法という施術を通して
身体の過度な緊張をゆるめること に取り組んできました。
しかし、5年半の施術経験の中で、
「身体がゆるんだだけでは、根本的な解決にならないケースがある」
という疑問を強く感じるようになったのです。
自律神経不調の正体は「気づかない身体の緊張」
自律神経無痛療法は、
身体にかかり続けてきた 過度な緊張をほどく ことを目的とした整体です。
身体の緊張は、数日で生まれるものではありません。
数ヶ月、時には数年かけて、少しずつ積み重なっていきます。
- 仕事でのプレッシャー
- 人間関係のストレス
- 慢性的な疲労
- 無理を続ける生活習慣
こうした要因が重なり、本人が気づかないうちに
「力を抜けない身体」になってしまうのです。
強い刺激では、根本的な緊張はほどけない
過度な緊張をほどくために重要なのは、刺激の強さ ではありません。
強い力で押す・揉む・叩くと、
一時的に「気持ちいい」と感じることはあります。
それはリラクゼーションとしては有効です。
しかし、自律神経の不調の原因となっている
深い緊張 を取り除くことはできません。
だからこそ、自律神経無痛療法では
微弱で安全な刺激 を用います。
身体が「守らなくていい」と判断したとき、
はじめて深い緊張は自然にゆるみ始めます。
それでも残る不調…その答えは「思考」にあった
身体がゆるんだ。
それで楽になる方も確かにいます。
しかし、一定期間が経つと
また同じ不調を繰り返す方がいる。
私はそこに、
まだ見落とされている根本原因がある と感じました。
たどり着いた答えが、
「思考のクセ」 です。
思考のクセは、本人がいちばん気づけない
私たちは1日に約6万回の思考をしていると言われています。
そのほとんどは、無意識です。
- 「こうあるべき」
- 「我慢しなければならない」
- 「迷惑をかけてはいけない」
- 「頑張らない自分には価値がない」
こうした思考のクセに縛られて生きていると、
身体は常に緊張状態になります。
結果として、
- 動悸
- めまい
- 不眠
- 吐き気
- 不安
- パニック症状
- 抑うつ状態
といった形で、身体がサインを出し始めるのです。
不調がなくても「生きづらさ」を感じていませんか?
思考のクセは、必ずしも症状として表れるとは限りません。
- 何をしても達成感がない
- ただお金のために毎日を過ごしている
- 趣味や娯楽で紛らわせているが満たされない
- 将来を考えると不安や切なさが湧いてくる
こうした 生きづらさ も、
思考の偏りから生まれていることが少なくありません。
なぜ人は占いやスピリチュアルに惹かれるのか
自分の考え方や生き方に違和感を覚えたとき、
人は占い・手相・オーラ・スピリチュアル・カウンセリングなどに惹かれます。
それ自体が悪いわけではありません。
実際、救われる方もいます。
ただ、そこで
本当に生きづらさが変わっているか
という問いは大切です。
変わっているなら、それでいい。
変わっていないなら、
やはり向き合うべきは「自分自身の思考」です。
身体と向き合い、思考と向き合うという選択
人間の身体は、脳にコントロールされています。
だからこそ、
- 身体をゆるめる
- 思考のクセに気づく
この 両方 がそろって、
はじめて根本的な回復が始まります。
心整体 いきいき堂では、
整体施術と対話を通して、
身体と思考の両面から自律神経の回復をサポートしています。
不調は、あなたが弱いから起きたのではありません。
これまで懸命に生きてきた結果、
身体と脳が限界を迎えただけです。
もし今、
「このままではいけない」
「何か根本から見直したい」
そう感じているなら、
それは、回復への大切なサインかもしれません。
