誰もやらないことをやってみる 〜防府市・桜並木の復活プロジェクト〜

本日、山口県防府市を訪ねてきました。
私自身、防府市に特別なご縁があるわけではありません。けれども今回、どうしても訪れたい理由がありました。

それは、会社員時代にたいへんお世話になった元上司・常岡さんの故郷だからです。
そしてもう一つの理由が、「桜並木の復活プロジェクト」。これは、常岡さんが会社を退職された後、6年前からライフワークとして取り組まれている活動です。

このプロジェクトの存在は以前からお聞きしていましたが、ぜひ現地でこの目で見てみたいと思い、ようやく足を運ぶことができました。

小学校の通学路に、未来への願いを込めて

プロジェクトの舞台となっているのは、小学校の通学路。
約1キロにわたる道沿いに、10メートル間隔で桜の苗木が丁寧に植えられていました。

想像以上のスケールに、正直驚きました。
6年という月日が流れ、ようやく苗木が成長し、ちらほらと花が咲き始めています。満開の桜並木になるのは、まだ少し先のことでしょう。

常岡さんは、「未来の子どもたちに、この道を桜のトンネルとして楽しんでもらいたい」という想いで、このプロジェクトを始めたそうです。

協力者ゼロからのスタート

とはいえ、スタート当初は、思うようには進まなかったそうです。
企画に賛同してすぐに協力してくれたのは、ごくわずかな数人。その方々は常岡さんの情熱に打たれ、二つ返事で動いてくれたとのこと。

しかし、それ以外の多くの人は「できない理由」を並べ立て、冷ややかな反応だったそうです。新しいことにチャレンジしようとするとき、よくある光景かもしれません。

それでも常岡さんはあきらめませんでした。ひとり、またひとりと、自らの想いを語りながら人を巻き込み、地道に動き続けました。

すると、少しずつ状況が変わってきます。苗木の植樹の段取りが整い始めた頃から、後追いのように協力者が増えていったのです。いわゆる“勝ち馬に乗る”という形かもしれませんが、それでも一歩ずつ前進することに変わりはありません。

やがて地域のうねりとなり、ついには行政まで動かすほどのプロジェクトへと育っていきました。

常岡さんの姿勢から学んだこと

会社員時代の常岡さんは、私の直属の上司でした。
失礼を承知で言えば、当時から“珍しいタイプの上司”だったかもしれません。新しいことに挑戦する姿勢を持ち続ける方でした。

逆を返せば、チャレンジする人はそれほど多くはない、という現実があるのかもしれません。
そんな中で、自ら動き、語り、仲間を増やし、形にしていく姿勢を、私はずっと尊敬していました。

もしかすると、私が会社を辞めて独立し、「心整体 いきいき堂」を始めたことにも、常岡さんの影響が少なからずあったのかもしれません。

「自分の命が尽きていても構わない」

本日、現地をご案内いただいた際、常岡さんはこうおっしゃっていました。

「桜が立派な並木になる頃には、もう自分の命が尽きているかもしれん」

けれど、それでも構わないのだと。
今を生きる自分が未来の誰かのために種をまく。そこに見返りを求めるのではなく、純粋な思いを持って行動する。

その姿に、私は深く感動しました。

誰もやらないことを、やってみる

常岡さんのように「誰もやらないことをやってみる」には、勇気と覚悟が必要です。
でも、それがたとえ時間のかかることであっても、想いは必ず誰かに届くのだと、桜の苗が教えてくれました。

いつか、この通学路が満開の桜で包まれる日が来ることを、心から楽しみにしています。

最後に

「心整体 いきいき堂」でも、表面だけの結果ではなく、心の奥底にある力を引き出すことを大切にしています。
それは目に見えにくく、すぐに結果が出るわけではありません。でも、長い目で見れば、きっと大きな変化となって現れてくると信じています。

未来に向けて、今できる一歩を。
それが、誰かの笑顔につながるように——。


心整体 いきいき堂では、心と身体のこと、楽しむこと、日々のこと、私の想うことなど、ブログ更新していますので、お時間許せばぜひご一読ください。最後までお読みくださり誠にありがとうございました。

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