“どこにでも行ける私”を思い描けた日

一昨日、ひざの痛みで施術を受けられた60代の女性から、昨日こんなメッセージをいただきました。
今日の膝、とっても楽なんですよ。
座ってから立つ時がとても痛かったのですが、すっと立てます。
体が緩んでいる実感があります。本当は今年、どこにでも行ける私を目指そうと思っていました。
体が緩めば、膝も痛くなくなり、どこにでも行けるようになるのでしょうね。
辛いゾワゾワも消えそうです。
この言葉を読んだとき、私は胸がじんわり温かくなりました。
なぜなら、
この方が“未来をワクワクしながら語ったのは、初めてだったからです。
不安が先に立つ毎日
これまでこの方は、
身体の不調が出るたびに、
「また悪くなるのでは」
「出かけ先で症状が出たらどうしよう」
そんな不安が、いつも心の最前列にありました。
足首の痛み。
股関節の違和感。
胸に突然現れるゾワゾワ感。
遠出の運転が怖いという不安。
症状が出るたび、
不安がさらに身体を緊張させ、
その緊張がまた症状を強める。
長い間、
その繰り返しの中におられました。
身体がゆるむと、心も前を向く
今回のセッションでは、
ひざの痛みだけでなく、
身体全体に戻っていた強い緊張を丁寧にほどいていきました。
そして施術後、
「すっと立てた」
「体が緩んでいる実感がある」
その体感が、
“私、また動けるかもしれない”
という小さな自信を生んだのだと思います。
その結果、出てきた言葉が、
「どこにでも行ける私を目指したい」
これは単なる願望ではなく、
心が未来へ向かい始めた証です。
ワクワクは、回復のはじまり
まだ生きる目的が整理されていなくても大丈夫です。
いきなり大きな答えを見つける必要もありません。
でも、
「行けるかも」
「やってみたい」
「出かけたい」
この小さなワクワクが生まれたこと自体が、
これまでとはまったく違う流れの始まりです。
不安が先に立っていた心が、
初めて“楽しみ”を前に置いた。
これは、身体だけでなく、
思考のクセがゆるみ始めた瞬間でもあります。
身体と心は、同じ方向を向く
当院では、
痛い場所だけを整えるのではなく、
身体の緊張をゆるめ、
心が自然に前を向ける土台づくりを大切にしています。
身体が変わると、
思考が変わります。
思考が変わると、
人生の景色が変わり始めます。
その最初の一歩が、
「どこにでも行ける私」
という言葉だったのだと思います。
焦らなくて大丈夫。
ゆっくりで大丈夫。
身体と心は、
必ず変わっていきます。
