「立派な場所より、心がゆるむ場所を」──6.5畳の整体院で気づいた大切なこと

「いつかは受付カウンターのある立派な場所で…」
そんな憧れを、ずっと心の片隅に抱いていました。
今の「心整体いきいき堂」は、自宅の6.5畳の一室。玄関を入れば、生活の匂いも少し混じる。
でも、今週──その考えが大きく変わる出来事がありました。
不登校のお子さんを抱えながら通われているお母様が、セッションの途中でこう言ってくださったのです。
「いかにも“診察しますー”って雰囲気じゃなくて、
こんなアットホームで話し込める整体を探してたんです。
出会えたのはラッキーでした。」
その言葉を聞いた瞬間、鳥肌が立ちました。
この6.5畳の空間が、“誰かの心の居場所”になっている。
それだけで胸がいっぱいになりました。
思えば、私が整体を始めた原点も、
「人の話をしっかり聞ける場所をつくりたい」
という願いだったはずです。
見栄えの良い部屋や高価な設備よりも、
安心して自分の気持ちを話せること。
それが、心と身体の回復に欠かせない“空気”なのだと思います。
これからも、
この6.5畳の空間で、ひとりひとりと真剣に向き合いながら、
安心して話せて、心が少し軽くなる──
そんな整体院であり続けたいと思います。
お言葉をくださったお母様、本当にありがとうございました。
今日のこの出来事が、また私の灯を少し明るくしてくれました。
