Netflixのドラマ『全裸監督』を観て、私が気づかされたこと

最近、Netflixに一時的に加入しました。
本当の目的は、WBCの侍ジャパンの試合を観るためでした。
ところが、いざ加入してみると、まったく別の番組が気になってしまいました。
それが
『全裸監督』というドラマです。
「全裸監督?なんだこのタイトルは…」
最初はそんな軽い気持ちで、
「とりあえず1話だけ覗いてみよう」
という感覚で再生しました。
ところが、これが想像以上に面白く、
気がつけば全18話を、この1週間で全部見終わってしまいました。
この作品は、実在のアダルトビデオ監督をモデルにした物語なので、少し刺激の強いシーンもあります。
ただ、私が惹きつけられたのは、そういう部分ではありません。
主人公である 村西とおるさんの生き様でした。
まっすぐに生きる人
彼は、とにかくまっすぐです。
思ったことをすぐ行動に移す。
周りの目や世間体を気にしない。
人の肩書きで判断しない。
未来を勝手に不安視しない。
悲しいときは悲しむ。
嬉しいときは嬉しい。
まるで赤ちゃんのように、
感じたままに生きている人でした。
「自分をさらけ出せ」
ドラマの中で印象的だった言葉があります。
アダルトビデオの撮影で女優さんに対して言った言葉です。
「自分をさらけ出せ。
ありのままでいいんだ。
今思うこと、感じていることをそのまま出せ」
この言葉を聞いたとき、
ふと自分に問いかけていました。
自分は本当にそれが出来ているだろうか?
セールスマンとしての顔
彼はビデオ監督になる前、
高額商品を売るセールスマンでした。
そのときの彼は、
感情をむき出しにするタイプではありません。
人の心に響く言葉を
機関銃のように浴びせていく。
そして相手の心を動かし、
その商品がどうしても必要だと感じさせる。
一見すると強烈なセールスですが、
そこに嘘はありません。
とにかく必死で、
真剣で、
まっすぐなのです。
だからこそ、人の心を打つのだと思いました。
石を売るシーン
最終話で、とても印象的なシーンがあります。
海岸に落ちている「ただの石」を、
商品に見立ててセールスする場面です。
普通なら
「そんなもの売れるわけがない」
と思うでしょう。
しかし彼は、
その石に意味と価値を与え、
人の心を動かしていきます。
その姿を見ながら、私は思いました。
人を動かすのは、商品ではなく人なのだ。
私が心を打たれた理由
彼は莫大な借金を抱え、
裏切りにも遭い、
命を狙われるような状況にもなります。
それでも
自分の信念を曲げません。
私はそこに強く惹かれました。
なぜなら、
それは 自分に足りない部分だと感じたからです。
私の仕事
私は整体という仕事をしています。
正直、この仕事は
多くの人にとって分かりやすいものではありません。
しかし、うちに来られた方が
少しでも体の変化を感じ、
そして
ホッとした表情を見せてくださる。
その瞬間を見ることが、
私の何よりの喜びです。
お客様から言われた言葉
少し前に、お客様からこんなことを言われました。
「先生、もっとアピールしてくださいよ。」
「ここは大通りにあるお店でもないし、有名なチェーンでもないんですから。」
「もっと旗を振って、
“ここにいますよ!”って言わないと。」
そのとき私は
「何を言っているんだろう?」
と、正直少しキョトンとしていました。
点と点がつながった
しかし、このドラマを観て
点と点がつながりました。
そうか。
恥ずかしがっている場合じゃない。
悩んでいる人のために、
自分の存在を伝えることは
大切なことなんだと気づいたのです。
自分は何のために生きているのか
自分は
何のために生きているのか。
なぜ
この仕事を選んだのか。
このドラマは、
その問いを改めて私に投げかけてくれました。
そして、もう一度
自分の気持ちを引き寄せてくれた気がします。
Netflixのドラマに
こんな形で背中を押されるとは思いませんでした。
ですが
自分の人生や仕事を見つめ直すきっかけをくれた作品でした。
ありがとう。
『全裸監督』。
