ストレスはもうないのに…なぜ身体は緊張したままなの?

今日は50代の女性と、初めてのセッションを行いました。

肩や膝の痛みがある方からのご紹介で、当院を訪ねて来られました。

彼女は適度に運動もされており、
「今は特にストレスはありません」とお話しされていました。


施術前には、必ず身体の状態を検査させていただきます。

この検査では、どこを見ているかを詳しくお伝えすることはありませんが、
身体を少し動かしていただきながら、

・どの動きで痛みが出るのか
・どんな緊張があるのか

主に「身体の緊張度合い」を確認しています。


検査をしていると、少し異変に気づきました。

身体がとても緊張しているのです。
脱力できていない状態でした。

そこで、私はこうお尋ねしました。

「ちょっとお尋ねします。
さきほどストレスがないとおっしゃっていましたが、
過去にストレスを受けていらっしゃいませんでしたか?」

すると彼女は少し驚いた様子で、

「わかるんですか?
そうなんです。昨年、今の生活になってストレスはなくなったんですが、
それまではたくさんのストレスを抱えていました。
家庭、仕事とけっこう重いストレスでした。」

と打ち明けてくださいました。


なるほど…
それで身体が緊張していたのだと分かりました。

彼女は少し不思議そうな表情をされていました。

「もうストレスはないのに、身体に残っているなんて…」

そう感じられていたのです。

そのストレスは1年や2年ではありません。
十数年、ずっと抱えてこられていたものでした。


身体は、とても正直です。

頭では「もう大丈夫」と思っていても、
長く続いた緊張は、すぐには消えません。

まるで、長年張り続けていた弦が
音を止めても、しばらく振動を残すように。

身体もまた、同じなのです。


彼女に対する施術のポイントが明確になりました。

そこをゆるめていけば、変化は出る。
私はそう確信して施術を行いました。


施術後、彼女は大きな変化を感じてくださいました。

ゆるやかで優しい施術なのに、
肩の痛みはその時点で消えていました。

「え…不思議ですね」

と驚かれていましたが、
身体の変化ははっきりと現れていました。


ただし、長年の緊張が強い身体は、
一度ゆるんでも戻りやすい特徴があります。

ですから私はお伝えしました。

「焦らずに、体と向き合っていきましょう」

すると彼女は迷うことなく、

「続けます」

と即答されました。


こういう判断をされる方は、
変化がとても早い傾向があります。

人は、身体への向き合い方によって
回復のスピードが変わるからです。

覚悟を決めて取り組むと、
身体はちゃんと応えてくれます。


今の彼女には大きなストレスはありません。

だからこそ、これからは
穏やかに、そして確実に変化していくでしょう。

どのように変わっていくのか。

粘り強く、共に歩んでいきたいと思います。


同じように悩んでいるあなたへ

もしあなたが、

・検査では異常がないと言われた
・もうストレスはないはずなのに不調が続く
・身体がいつも力んでいる気がする

そんな状態にあるなら、

それは決して「気のせい」ではありません。

身体は、あなたを守るために
緊張を続けているだけなのです。

そして、その緊張は
ゆるめていくことができます。

あなたの身体は、
まだまだ変わる力を持っています。

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