息苦しさ・不安感が改善した40代女性の事例|自律神経と「思考のクセ」からの回復

昨日は40代の女性が、約1か月ぶりに来院されました。
施術前の検査では、彼女のテーマである「身体の脱力」がしっかり維持されていることを確認。施術後も大きな変化はなく、初期の症状から十分な回復が見られたため、私は「これで通院は一度終わりにしましょう」とお伝えしました。
当院の整体は値段も安くはありませんし、「一度で劇的に治る」ということはほとんどありません。慢性不調は、数か月〜数年かけて身体にたまった緊張が原因で起きることが多く、その緊張をゆるめるには時間と費用が必要です。
彼女はその点を理解し、覚悟を決めて来られた印象でした。施術にも真剣に取り組み、疑わず、迷わず、コースをやりきられたのがとても印象的でした。
来院当初、彼女の主な症状は息苦しさ。精神的な不安定さやパニック的な症状、食欲の低下もありました。ヒヤリングを通して感じたのは、人間関係の疲れからくる心身の緊張と脳の疲弊。礼節やマナーを大切にする方ほど、周囲の態度や行動で消耗してしまうことがあります。
施術を重ねながら身体の過度な緊張をほどき、同時にご本人が思考のクセや心の持ち方を見直していったことで、周囲との関係も次第に円滑に。苦しかった息苦しさや不安感も、少しずつ手放していけたようです。
私が5年間お客様を見てきた中で、慢性不調の多くは精神的なストレスと「脳の使い方・思考のクセ」に起因していると感じています。身体の緊張をゆるめる施術は回復を早めますが、施術なしでも脳の使い方を変えるだけで改善していく方は少なくありません。
その経験から、私は「心と身体を整える10週間セッション」を新設しました。
身体だけでなく、考え方や脳の使い方を整えながら不調から回復したい方には、とても有効なプログラムです。
彼女は明るい表情で帰路につかれました。
この体験談も、近日中に当院ホームページの「お客様の声」としてご紹介する予定です。よければそちらもご覧ください。