人前に立つ怖さと、その先にあった拍手喝采

――ある感謝祭で起きた、小さくて大きな出来事

今日は正直なところ、ブログのネタが思い浮かばない一日でした。
けれど、振り返ってみると、心に深く残る出来事がありました。

今日は、ある会社の感謝祭が開催されました。
そこには、以前うちに通院していた不登校の中学生の男の子が、マジックパフォーマーとして出演する予定になっていました。

ところが当日、彼は直前になって体調不良。
実際には、身体の不調というよりも、**「人前に出る怖さ」**が一気に押し寄せてきたように見えました。

お母さんの必死の説得もあり、なんとか家を出て、会場に着いたのは本当にギリギリ。
主催者の方からは当然ながら、

「大丈夫ですか?」
「出演できますか?」

と声をかけられます。

彼の出演をお願いした立場として、私自身も正直かなり焦っていました。


中学生にとっての50〜60人の視線

会場には50〜60人ほどの参加者がいました。
大人でも緊張する場面です。
それが中学生なら、プレッシャーを感じて当然です。

主催者の社長さんはとても配慮のある方で、
無理に出演させることはせず、彼を紹介するだけに留めてくださいました。

そして、

「来年、またこの舞台でパフォーマンスを見せてくれるでしょう」

と、前向きな言葉で場を締めてくださったのです。


プロのパフォーマーたちが作った「安心の場」

感謝祭には、他にも
・けん玉パフォーマー
・漫才を披露する方々
が出演していました。

すべての出演が終わった後、彼はそのパフォーマーたちの輪の中にいました。
私は詳しいやり取りまでは分かりませんでしたが、
気づくとその場で、マジックを披露し始めていたのです。

彼はとてもシャイですが、正直に言って――
マジックは本当に上手い。

歓声と驚きの声が自然と上がっていました。

「これなら、もう一度みなさんの前でもできるかもしれない」

そう思った矢先、今度はハプニング。
フォーク曲げ用の材料を使い切ってしまっていたのです。


100円ショップへ全力疾走

私は急遽、車を走らせて100円ショップへ。
なんとか材料を揃え、無事に戻ることができました。

その後、他のパフォーマーさんたちの絶妙なフォローもあり、
自然な流れで司会が入り、
いつの間にか彼は多くの人に囲まれて、再びステージの中心に立っていました。

不思議なものですね。
なぜか私は、その時、絶対にうまくいくという確信がありました。

結果は――
拍手喝采。

海外の方も参加されていましたが、
驚いた様子で握手や写真撮影を求められていました。


結果オーライ、そして残った「学び」

すべて終わってみれば、結果オーライです。
ただ、こういう場面で、

  • どう関わるのが本当に良いのか
  • どこまで背中を押すべきなのか
  • 見守るとは何なのか

改めて考えさせられました。

まもなく還暦を迎える私ですが、
人生は本当に、いくつになっても学びの連続ですね。

感謝祭が無事に終わった頃には、どっと疲れが出ました。
それでも、心はとても清々しかった。

今年ももう終わりに近づいていますが、
「いい一年だった」と、素直にそう思えます。

彼に。
そして、感謝祭を主催してくださった社長さんをはじめ、
関係者の皆さまに、心から感謝いたします。

本当に、ありがとうございました。

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