還暦を前に、同級生のお墓で思ったこと

昨日、高校時代の同級生と一緒に、仲間のお墓参りに行ってきました。
今年、私たちは60歳になります。
5月には学年で約100人が集まる還暦会を開催する予定です。
その報告も兼ねて、亡くなった仲間に手を合わせてきました。
実は、4年前の同じ年に、同級生がふたり亡くなっています。
ひとりは生徒会長。もうひとりは応援団長。
どちらもクラスが同じで、私にとってはとても身近な存在でした。
よく遊び、よく笑い合った仲間です。
まだ55歳という若さ。
まさかこんなに早く別れが来るとは思ってもいませんでした。
だからこそ、心に残るのはひとつの想いです。
「もっと会っておけばよかった」
「もっと話をしておけばよかった」
学生時代の友人というのは不思議なものです。
何十年ぶりに会っても、その時間の空白を感じることなく、すぐに昔に戻れます。
まるで、時計の針が巻き戻ったかのように。
けれど、こうして旅立ってしまうと、
もう声を聞くことも、笑い合うこともできません。
その事実を前にすると、
“会えるうちに会う”ということの大切さを、改めて思い知らされます。
不思議なことに、このふたりは同じ墓所に眠っています。
まるで示し合わせたかのような偶然です。
どちらも酒が大好きだったふたり。
きっと今ごろは、
あの世で肩を並べ、昔話をしながら酒を酌み交わしていることでしょう。
そう思うと、少しだけ心が和らぎました。
手を合わせながら、私は静かに心の中でつぶやきました。
「また、いつか会おうな。」
そして同時に、こうも思ったのです。
今ここに生きている仲間たちと、
これからはもっと会おう。
もっと語り合おう。
もっと笑い合おう。
それが、旅立った友への何よりの供養になるのではないかと。
