うつで「体が重い」「朝起きられない」──その正体は“体のエネルギー不足”かもしれません

うつになると
「朝起きると体が鉛のように重い」
「とにかく疲れて何もできない」
と表現されることがあります。
私がセッションでよくお伝えしているのは、
この“体が動かない”“だるい”という感覚の裏側には
「体のエネルギー不足」
が関係しているということです。
◆体のエネルギーとは何か?
体のエネルギーには、主に3つの視点があります。
✅① 物質としてのエネルギー
血液・リンパ液・脳脊髄液など
↓
酸素・栄養・老廃物・熱を体内で循環させます。
つまり、細胞が働くための“燃料”“材料”“排出経路”です。
これが滞ると、体は冷え、疲労感が抜けず、だるさが続きます。
✅② 現象としてのエネルギー(神経伝達)
「感じる」「動かす」など
神経が電気信号を送ることで体は働きます。
私の施術で行う検査では、
この神経の通り具合を確認し、
回復できる状態かどうかを一緒に確かめています。
✅③ 意識としてのエネルギー
「そこへ意識が向いているか」
例えば、
・足が冷える
・重だるい
というとき、
血液が流れない/神経が通っていない
に加えて、
「意識が向いていない」=エネルギーが届いていない
という状態もあります。
意識が向くと、神経や血流に変化が出ることは
多くの研究でも確認されています。
◆うつでは、これらが不足する
うつでは、
●エネルギーの生産がうまくできない
●循環が落ちる
●エネルギーを使えなくなる
という状態が起きやすくなります。
だから
✔朝起きられない
✔すぐ疲れる
✔やる気が出ない
✔体が重い
といった状態が生じます。
「気のせい」ではなく、
身体的な変化が起きている
ということです。
◆エネルギーが整い始めると…
・呼吸が深くなる
・体温が安定する
・筋肉の緊張がゆるむ
・意識が戻ってくる
・やる気が少しずつ湧いてくる
施術やセッションの中で、
これらの変化に気づく方が多くいらっしゃいます。
◆まとめ
✅体のエネルギーとは
①血液などの循環
②神経伝達
③意識
の3つ
✅うつは
エネルギーの生産・循環・使用が低下し
“体が動かない”状態が起こる
✅心だけの問題ではなく
身体的な変化が伴っている
「なんで自分は動けないんだろう…」
「気持ちの問題なのか…」
と自分を責めてしまいがちですが、
それは あなたが弱いからではありません。
エネルギーの流れが整えば、
体はまた動き出す力を持っています。
一緒に、
その一歩を取り戻していきましょう。
