安定を選んだ彼と、挑戦を選んだ私。それぞれの人生の正解

昨夜、久しぶりに昔の仲間と食事をした。

私がまだ会社員だった頃。
新入社員として、私たちの部署に配属になった彼。

真面目で、気遣いができて、仕事に手を抜かない。
年上の私たちとも自然に打ち解け、理解も早い。
「この子は信頼できるな」
当時から、そんな安心感のある人だった。

10年ぶりに会った彼は、あの頃と何も変わっていなかった。

人柄というのは、時間が経っても色あせないものらしい。


変わったのは、時代だった

彼が教えてくれた今の会社の話。

制度も、働き方も、価値観も、
私がいた頃とはまるで別世界。

裏と表がひっくり返ったくらい、時代は変わっていた。

それでも彼は、
マイホームを購入し、
お子さんも生まれ、
家庭を築きながら、堅実に歩んでいる。

その話を聞いて、私はなんとなくホッとした。

「ああ、この人は大丈夫だな」と。


ふと、自分を振り返る

その帰り道。

自然と自分の人生を考えていた。

私は会社を辞め、整体師として独立した。

毎月決まった給料はない。
正直、ヒヤヒヤすることなんて数えきれない。

ホームページを作り、
チラシを作り、
動画を作り、
SNSを更新し、

「自分には無理だ」と思っていたことを、気づけば全部やっている。

今思えば、かなり無謀な挑戦だ。

大きな会社の看板も、後ろ盾もない。
丸腰で荒野に立っているようなものだ。


それでも、やめられない理由

でも。

お客様がふっと笑う瞬間がある。

「あ、軽い」
「なんか楽です」
「来てよかった」

その一言。

その表情。

その一瞬が、胸にじわっと染みる。

あれを味わってしまうと、もう戻れない。

会社員時代には感じたことのない、
生きている実感のようなもの。

私にとっての報酬は、きっとそこなのだと思う。


彼に伝えたこと

会社では、昇進の差がつき始めているらしい。

同期が先に出世すると、やっぱり焦る。

その気持ちは、痛いほどわかる。

私も同じ道を通ってきたから。

だから、こう伝えた。

焦らなくていい。

あなたなら必ず評価される。
タイミングの問題だけだ。

それよりも大事なのは、

・人を大切にすること
・役職で態度を変えないこと
・どんな立場になっても謙虚でいること

これだけは、絶対に忘れないでほしい。

歳を重ねてようやくわかった。

結局、人間の価値は「肩書き」ではなく「在り方」だ。


安定か、挑戦か

彼は安定の道を歩んでいる。
私は挑戦の道を歩んでいる。

どちらが正解かなんて、きっとない。

ただ、

自分が納得しているかどうか。

それだけなのだと思う。

彼の人生も、
私の人生も、
それぞれちゃんと「その人らしい」。

昨夜は、そんなことを静かに教えてもらった時間だった。


もし今、

「このままでいいのかな」
「自分の道って何だろう」

そう感じている方がいたら、

誰かと比べなくていい。

あなたの歩幅で、あなたの人生を歩けばいい。

それだけで、十分なんだと思う。

よかったらシェアしてください!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次