目標達成のあとに訪れる“やる気の消失”…それは怠けではありません

今日は30代女性の方のセッションでした。
この方は、1ヶ月に1度くらいのペースで通われています。
初めて来られた頃は、慢性的な頭痛に悩まされていました。
雨の日や疲れたときには特にひどく、常に頭痛薬をバッグに入れて持ち歩いておられたそうです。
しかし今では、ほとんど頭痛は出なくなりました。
時々軽く出ることはあるものの、頭痛薬を持ち歩くことはなくなったとのこと。
身体は確実に変化しています。
■今日の訴えは「頭痛」ではなく…
今日おっしゃったのは、こんな言葉でした。
「頭痛はないんですけど…
身体がだるいんです。
やる気が出なくて…」
この言葉を聞いたとき、私はあることが気になりました。
それは昨年末の状況です。
■年末に出ていた“アドレナリン状態”
彼女は大規模ショッピングセンター内のお店で働くプレイングマネージャー。
来店されたお客様にアドバイスや実演を行い、販売も行う立場です。
昨年末に来られたときは、
「売上目標まであと少し…
年末まであと1週間…」
という、まさに極限の状態でした。
その時の彼女は、いわばアドレナリン全開。
身体も脳もフル稼働している様子でした。
■目標達成の“その後”に訪れるもの
年が明けてから、私は尋ねました。
「目標は達成できましたか?」
結果は見事達成。
本当に素晴らしいことです。
しかし、その直後に訪れたのは喜びではありませんでした。
すぐに新年が始まり、数字はゼロクリア。
達成の余韻を味わう間もなく、
また新しい目標に追われる日々。
そして今の状態。
「だるい」
「やる気が出ない」
これは典型的な燃え尽き状態です。
■これは怠けではありません
彼女は言いました。
「自分の力不足なんです…」
しかし、私ははっきりとお伝えしました。
これは意欲の問題ではありません。
怠け癖でもありません。
誰でも経験する、脳の自然な反応です。
私自身も、34年間の会社員生活の中で、
特に営業時代には何度も味わいました。
ギリギリで目標達成すると…
ゴールテープのないマラソンを走らされているような
深い喪失感に襲われるのです。
■今、必要なのは「頑張ること」ではない
このような状態のときに、
「もっと頑張らなきゃ」
「やる気を出さなきゃ」
と無理をすると、逆効果になります。
心=脳です。
脳が疲れ切っている状態で無理に根性を出しても、
良いパフォーマンスは出ません。
むしろ仕事の質は下がり、
お客様が「売上の数字」に見えてしまう危険もあります。
だから私はこう伝えました。
今は、水の流れに身を任せるように過ごしてください。
力を抜いて、
「このままでいいんだ」
と思いながら、淡々と日々を送る。
やる気は、自然に戻ってきます。
■マネージャーとして必要な視点とは
とはいえ彼女はプレイングマネージャー。
自分の問題だけでなく、
店全体の売上責任を背負っています。
焦りますよね。
新しい1年はすでに動き出しています。
そこで私は、
マネージャーとして今この状態で“本当にやるべきこと”を
お伝えしました。
これは、単なる売上アップの話ではありません。
むしろ逆です。
燃え尽きたときほど重要になる
「組織を守る視点」の話です。
その内容は…
次回の記事で詳しくお伝えします。
まとめ
やる気が出ないとき。
それは怠けではありません。
心の弱さでもありません。
脳があなたを守るために
ブレーキをかけているサインなのです。
そのサインを無視しないこと。
それが、次の力を取り戻す最短の道です。
