燃え尽きたマネージャーへ。売上を安定して達成するために本当に必要なこと

昨日の記事では、
目標達成後にやる気を失ってしまった
30代女性のプレイングマネージャーのお話を書きました。
年末ギリギリで売上目標を達成。
本来なら喜びに満ちる瞬間のはずですが、
すぐに新しい年が始まり、数字はゼロクリア。
「はい、次のスタートラインです」
販売の現場では、こうしたことが当たり前に起きます。
しかし、ゴールした直後にまた走らされるのでは、
エンジンがかからなくなるのも無理はありません。
私自身も会社員時代、営業部門に長くいましたので、
この感覚は痛いほどよくわかります。
■売上を安定させるための視点
営業の世界ではよく言われますが、
年間の売上目標は三四半期の時点で
達成の目処をつけておくと精神的に楽になります。
これは理屈としては当然のことです。
しかし彼女が働いているのは
大型ショッピングセンター内の店舗。
基本は「待ちの営業」です。
通路に出て積極的に声掛けすることもできません。
来店数は季節やイベントに左右されます。
つまり、
来てくださったお客様に
いかに満足して購入していただくか
ここに集中するしかないのです。
■売れる人と売れない人の決定的な違い
ここで私は、会社員時代の経験を思い出しました。
コールセンターで
売上の高い人と低い人の違いを調べたことがあります。
当時は、
応対が丁寧な人
笑顔が素晴らしい人
雰囲気が良い人
そういう人が売れるのだろうと
感覚的に思われていました。
しかし、実際に調査してみると
全く違う結果が出ました。
売上の高い人に共通していたのは、
業務知識が豊富であること
これが圧倒的な相関関係を示していたのです。
そこで業務知識をテスト形式で調査しました。
すると…
「優秀だと思っていた人が
実は知識不足だった」
そんなケースが数多く見つかりました。
感覚で評価していたものが、
完全に覆された瞬間でした。
■知識がある人ほど「聞ける」
興味深いことに、
知識が豊富な人ほど
お客様の話をよく聞きます。
器が広く、深いのです。
どんな話でも受け止めることができ、
必要な情報だけを的確に伝えることができます。
一方、知識が不足している人は逆です。
質問されるのが怖いため、
お客様が話す前に
こちらが一方的に話してしまう。
自分のペースに巻き込もうと必死になります。
しかしお客様はピンと来ません。
結果として、
聞き流されて終わってしまうのです。
■売上は「チームの土台」で決まる
年間売上をチームで達成するには、
個人の頑張りだけでは限界があります。
仲間の力が結集してこそ、
初めて達成できるものです。
だからといって、
「売れ!売れ!」
とゲキを飛ばしたり、
ケツを叩いたりしても、
不満が溜まるだけです。
仮にそれで達成しても、
長続きはしません。
大切なのは、
土台を整えること。
つまり、
・知識の共有
・基礎力の底上げ
・チーム全体の質を高めること
これができた組織は強く、
安定して結果を出し続けます。
そしてそれは、
店の信用そのものにもつながります。
■マネージャーの本当の仕事
マネージャーの役割とは、
数字を追い込むことではありません。
チームの土台を整え、
力が発揮できる環境をつくることです。
パワハラのようなやり方をしなくても、
売上は十分に伸ばすことができます。
今回お伝えしたのは、
ほんの一例に過ぎません。
ですが、
同じ悩みを抱える方の
ヒントになれば嬉しく思います。
■最後に
燃え尽きてしまったとき。
それは弱さではありません。
むしろ全力で走った証です。
だからこそ今は、
自分を責めるのではなく、
土台を見直すタイミングなのかもしれません。
