「薬を飲んでも変わらない」——うつ病の彼が話してくれたこと

今日は、20代の男性とのセッションで出たお話を少し紹介します。
彼は「うつ病」と診断されてから、もう1年半になります。
今は仕事を休み、自宅で療養中です。

心療内科で薬の治療を続けていますが、「正直、あまり変化を感じない」とのことでした。
そこで、「心療内科ではどんな診察を受けているの?」と尋ねてみました。


医師とのやりとり

2週間に1度の通院。診察室に入ると先生がこう聞きます。

医師:「最近の調子はどう?」
彼:「寝つきが悪く、なかなか眠れません。朝は起きるのもつらく、何もやる気がしません。体も重く、頭痛もあります」
医師:「そうなんだね。では、薬を続けておきましょう。しっかり飲んでくださいね」
彼:「はい、わかりました」

そのやりとりは、いつも同じような内容だそうです。
「話を聞いてくれているようで、聞いていないような感じがする」
「1年半が過ぎて、自分はどうなるんだろうと不安になってきた」
彼はそう話してくれました。


体の緊張をゆるめることから

うち(心整体 いきいき堂)にも、心療内科に通われながら来院されている方が何人もいらっしゃいます。
もちろん病院の治療を否定するつもりはありません。
ただ、「このままでいいのかな…」と感じている方には、もう一つの選択肢をお伝えしたいのです。

それは——
心を回復させるには、まず体の緊張をほどいていくこと。

うちでは「自律神経無痛療法」という施術を通して、
過緊張状態にある体をゆるめていきます。
これは“タッチング”と呼ばれ、うつ病の回復に効果があるといわれています。


「心と身体を整える10週間セッション」へ

さらに、「心と身体を整える10週間セッション」では、
うつ状態を引き起こす“思考のクセ”を浮き彫りにしていきます。

「どうせ自分なんて…」
「頑張らなきゃいけない」
「迷惑をかけちゃいけない」

——そんな無意識の思い込みが、心と身体を締めつけていることが多いのです。
だからこそ、まず“気づくこと”が大切。

うつ病は、他人が治すことはできません。
「自分が気づくこと」——そこから回復が始まります。


最後に

「誰にも話せない」「聞いてもらえない」と感じている方へ。
もし心療内科の診察が合わないと感じているなら、どうぞ一度お話しを聞かせてください。
あなたの言葉を丁寧に受け取りながら、体と心の両面から回復をサポートします。

よかったらシェアしてください!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次