思考のクセに気づいた瞬間、人生が変わり始める —怒りと不安の中で見つけた“許容”という力—

先週末、50代の女性とセッションをしました。
彼女は「慢性頭痛」に始まり、「倦怠感」「肩や腕の痛み」など、
とにかく全身が不調だと訴えられていました。

病院で検査を受けても異常はなく、
高血圧やコレステロールの数値が少し高いということで薬を処方される程度。
全身の不調を訴えると、精神薬の処方を提案されたそうですが、
「それは違う気がして」と断られたそうです。

彼女はお店の店長として会社から責任を任され、
日々忙しい毎日を送られています。
当院には以前から何度も通っておられ、
最初の頃の不調はほとんどなくなり、
今はメンテナンス目的で通われています。

ただ、仕事ではイライラすることも多く、
経営者との関係で悩むこともあるとのこと。
体調が落ち着いている今も、「またぶり返しそう」と感じておられました。


そこで先月から「思考のクセ」についてお話をしてきました。
特に「17の意識レベル」を通して、
ご自身がどんな感情の状態にいるのかを一緒に振り返っていきました。

すると、彼女は
「仕事中はほとんど怒りや不安の感情に支配されていた」と気づかれたのです。

そして私が伝えた方法を「だまされたと思って」実践してみると、
「不思議と気持ちが楽になった」と報告してくれました。


私がすごいと感じたのは、
今まで「経営陣が悪い」「なぜわかってくれない」と思っていたことを、
「もしかして私の思い込みだったのかもしれない」と見つめ直した点です。

「その思い込みはどこから来たのか?」
「いつからそう思うようになったのか?」
「誰の影響を受けているのか?」

そうやって自分に問いかけ、
少しずつ心の奥のパターンを見つめ直していかれたのです。


多くの人は、
「やらない理由」を探すのが得意です。
そして、何か新しいことを始めるよりも、
「どうせ変わらない」と思ってしまう。

でも、彼女のように素直に受け入れ、
信じて実践してみる人は、ちゃんと変化が起こります。

私自身も今、同じ方法を何度も試していますが、
確実に脳がスッキリしている感覚があります。

「許容できる自分」に気づいた彼女。
その気づきが、これからの人生を
より広く、自由にしていくことを心から願っています。


✳️まとめ

心と身体の不調を改善するには、
“思考のクセ”に気づくことが大きなカギです。

怒りや不安を外に向けるのではなく、
「自分の中の前提」を見直していくことで、
心も身体も少しずつ軽くなっていきます。

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