思考のクセに気づくと、心と身体が変わりはじめる

私は「脳の使い方」を学ぶなかで、自分の思考のクセに気づくのにとても時間がかかりました。
けれど、ここに気づかないと、なかなか状況は変わりません。
私が最初に取り組んだのは、感情が動いた瞬間を観察することです。
たとえば散歩中、感じの悪いなと思う人に出会ったとき——。
以前の私は「イラッ」としていました。(今はあまり感じなくなりましたが…笑)
観察してみると「イラッ」としないことの方が少ないのです。
挨拶しても無視する人、自分のことばかり話す人、嫌味を言う人、乱暴な運転の人……。
リストはキリがありません。
そして気づきました。朝の散歩で“気持ちいい時間”を過ごしているはずが、
実は心も身体も緊張し、パワーを失っていたのです。
さらにタチが悪いのは、原因をいつも他人のせいにしていたこと。
私の思考が勝手に働いているだけなのに、イラッとする原因を相手にしていたのです。
これを重ねれば、心も身体も不調になるのは当然です。
私がやったこと
- 「イラッ」とした瞬間、自分に問いかける
なぜ今そう感じた?この想いはいつから?誰の影響?
自問自答していると、答えが返ってきます。 - 原因だとわかったら「今すぐやめる」と宣言する
もちろん、何度も同じことを繰り返します。でもOKです。
自分を否定しないこと、卑下しないことが大切です。 - 続けるうちに「イラッとするのが面倒」になる
少しずつ感情に振り回されなくなり、心も身体も軽くなります。
私は「17種類の意識レベル」を学び、客観的に自分を眺める助けにしました。
(難しく考えなくても大丈夫。まずは「イラッ」に気づくことからで十分です。)

慢性的な身体の不調がなかなか改善しない方、まずは自分の感情を観察する習慣から始めてみてください。
それだけで身体の緊張が少しずつほどけていきますよ。
小さな「イラッ」を無視しないで。そこから身体と心の緊張がほどけていきます。