「呼吸」と「姿勢」――健康の原点に立ち返る大切さ

子どもの頃、何度となく言われた言葉。
「深呼吸しなさい」「姿勢を正しなさい」――
でも、大人になるにつれて、それがいかに大切なことか、
つい見過ごしてしまっていませんか?
私自身、整体を学ぶまでは正直スルーしていました。
しかし、整体師として多くの方々の身体と向き合う中で、
この2つの行動がどれほど健康に影響を与えているか、
深く実感するようになったのです。
呼吸――「見えない力」を引き出すスイッチ
アニメ『鬼滅の刃』でもおなじみの「水の呼吸」「火の呼吸」。
作品の世界観にとどまらず、呼吸は実際に私たち人間が持つ、
生命力の根源とも言える機能です。
浅く・早くなりがちな現代人の呼吸。
これを「深く」「ゆっくり」に整えることで、
自律神経が安定し、緊張が和らぎ、
眠りの質や体調も整っていきます。
姿勢――心と身体の「見える基盤」
宝塚の俳優さんが言っていた言葉があります。
「踊るにも歌うにも、基本は姿勢。姿勢が整わなければ、美しくは見せられない。」
これは日常生活でも同じです。
姿勢が崩れていると、呼吸も浅くなり、内臓にも圧がかかります。
逆に、骨盤から背骨を意識して整えるだけで、
呼吸は自然に深まり、体幹が安定し、心も落ち着いてきます。
呼吸と姿勢が導く「脱力」の感覚
この2つに共通するキーワード――それは**「脱力」**です。
現代人の多くは、無意識のうちに緊張を溜め込み、力が抜けなくなっています。
そんなとき、「呼吸を整える」「姿勢を整える」という基本に立ち返ることで、
自然と余計な緊張がゆるみ、血流が改善し、心も軽くなっていくのです。
シンプルだけれど、本質的
健康情報は世の中にあふれています。
でも、最も大切なのは「シンプルなことを、丁寧に続けること」。
まずは今日から、呼吸と姿勢を見直してみることから始めてみませんか?
心整体 いきいき堂では、
「脱力できる身体づくり」をテーマに、
呼吸や姿勢を土台とした整体を行っています。
体調不良の原因がわからないとき、
不調が長引いているとき――
ぜひ一度ご相談ください。