
突然息が苦しくなったり、めまいがしたりする。動悸や呼吸困難などの発作が起きる。心臓が急にドキドキしたりする。それらがたびたび繰り返される。「また発作が起きるのか?・・・」という不安に襲われ、その不安がまた新たな発作を引き起こしてしまう悪循環となる。
このような症状に苦しんでいる方が最近多くいらっしゃいます。病院の検査では特に異常ないのですが、「パニック障害」と診断されます。
なぜ、このようなことになるのか?
過去または現在進行形で精神的圧迫を受けることがきっかけで発症するケースがほとんどです。しかし、同様のストレスを受けても発症しない方もいます。それは生活において考え方の習慣に違いがあるようなのです。パニック障害になりやすい方の特徴を解説していきましょう。
この記事を書いている私は自律神経不調専門の整体、心整体 いきいき堂の整体師として、さまざまな症状でお困りの方と数多く接しながら活動しています。セッションした実体験にもとづいた解説をいたします。
パニック障害になりやすい人の特徴
症状がある方の多くは、そもそもストレスを抱えていて、悩みが頭の中でいつも駆け巡っています。あなたも、ふと気がつくとストレスになっている仕事や人間関係などで頭がいっぱい・・・・ってことがありませんか?
完璧主義である
- 任された仕事は何としてでも高い評価を取らないといけない
- ミスをすることは許されないと過度に自分を追い込む
- 上司があいまいや間違った指示をしてくると怒りが込み上げる
- 物事を白か黒かはっきりしないとイライラする
- 自分をかなり優秀だと思っている
良くない出来事が起こり続けると考える
- 一度良くない出来事があると、いつも良くないことばかりが起こると思っている
- ひとりに嫌われたら、みんな私のことが嫌いなのだと思ってしまう
- 1回でも失敗があると、いつも自分は失敗ばかりで、出世できないと考えてしまう
悪いことだけ見る
- 良い成績を収めていたのに、数度だけ最悪な成績を出してしまった。その時のショックがあまりに大きく、悪い成績のことだけが気になってしまう。
マイナスに捉えすぎる
- せっかく成功したのに「どうせ、まぐれだ」と考えてしまう
- 成功したことを素直に喜べなくなり、良かったか嬉しいとか思うことがなくなってしまっている
根拠のない結論を出す
- 人に対し、「心の読みすぎ」をする
- 他人の行動を勝手にこう考えていると決めつけてしまう
- 先読みして「私は一生出世しない」と悪い方に読んで決めつけてしまう
拡大解釈や過小評価する
- 小さなミスが大失敗に感じられ、社会人として最低だと思ってしまう
- 自分で勝手にことを大きくする
感情的に物事を決めつける
- 自分が不安を感じている → だから失敗する
- 気分が落ち込んでいる → だからこのままやらない方がよい
- 自分の感情で世の中の正しさを決めてしまう
- 時間を費やしていないことが不安になり、全て失敗すると考える
「すべき」思考である
- 〜すべき、〜すべきでない、〜しなければならない、と考える
- 〜すべきという考えを自分だけでなく、他人に対して求める
- 他人に対し、「もっと頑張るべき」と考える
- 他人に対し、「自分より早く帰るべきではない」と考える
レッテルを貼る
- うまくいかない時、失敗をした時、ネガティブなレッテルを貼る
- 他人にもレッテルを貼る
何もかもを自分に関連づける
- 悪いことが起こった時に自分が責任ない場合でも、自分のせいにする
- 他人の失敗を自分のせいにしすぎてしまう
パニック障害の症状が出ている方の多くは自分に対してネガティブ過ぎる、そして、他人からの評価を気にしすぎる傾向にあります。
パニック障害にならない「考え方の習慣」
パニック障害の症状は何らかの出来事がキッカケで発症するのですが、その前に日頃から「考え方の習慣」を見直しておく必要があります。改善しておけば、何らかの出来事が起こっても、パニック障害が発症する確率はずいぶんと低くなると思います。
考え方の習慣を改善する
自分に対してネガティブに考えすぎ、そして他人の評価を気にしすぎる傾向にあります。
その中でも「他人の評価を気にしすぎること」に着目したいと思います。
他人の評価を気にしなければいいとアドバイスしても、考えてしまうことが習慣となっています。ですから、「評価を気にしないで!」「他人を放っておこう!」と言っても無理があります。
ですから、今までの習慣はそのままに新たな考え方をプラスしていきましょう。
まずは次のようなことを思ったり、考えていないですか?
いつも他人のせい。
自分は優秀である。
自分の考えは正しいけど、考えの違う他人に厳しく、何とか他人を変えてやろう。
思い通りにならないことにイライラする。
他人をコントロールすることはできません。
変えることができるのは「自分」です。
自分を変えれないのはなぜですか?
自分が優秀だと思っているから、成長しようとすることをやめてませんか?
どうやって変えればいいでしょうか
それは成功している人から学び、真似をしてみればいいのです。
簡単です。
簡単だからといって、一度真似するだけでは変わりません。いつも真似してみるのです。
そのうち習慣になり、自分のものになっていくはずです。
成功している方たちは「他人のこと」が気になりません。というか「他人に評価してもらいたい」とか、「他人のせいだ」と思わないのです。
成功している方たちは他人のことを気にしています。さきほどは「他人のこと」は気になりませんと言いましたが、実は「別の視点」で気にしているのです。
それは「他人に幸せになってもらいたい」、「成功して欲しい」と願っています。だから、他人を常に応援しています。付き合いの濃さは関係なく。
私はある成功者から様々なことを学んでいます。
ここでご紹介します。
ぜひ参考になさることをオススメします。
参考になる映画
あと、参考になる映画をご紹介します。
「ザ・シークレット」
ロンダ・バーンによる自己啓発書であるザ・シークレットを映画化したものです。
ポジティブな姿勢を保ち「思考そのもの」を変えることで現実を変えることを目指す擬似化学的な積極思考、「引き寄せの法則」を主題とするものです。
以上でございます。
考え方の習慣を改善するには少し変わった方法をお示ししたかもしれませんね。
生き方の根本を「他人の軸」から「自分の軸」へシフトすることが、心に平安をもたらし、自分らしく生きていけるのではないでしょうか。
ぜひ、このブログを参考にいきいきとした楽しい人生をお送りください。
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