なぜ私だけずっとしんどいの?その理由は“身体の緊張”かもしれません

「検査では異常はありません」
そう言われたのに、
・首や肩がいつも重い
・息が浅い
・動悸や不安感が続く
・ぐっすり眠れない
そんな状態が長く続いている方は、とても多くいらっしゃいます。
今日は、その原因のひとつとして私がよくお伝えしている
「身体の過度な緊張」について、やさしく説明してみたいと思います。
■身体の緊張とは何のこと?
「身体が緊張している」と言われても、少し抽象的に感じるかもしれませんね。
もう少し具体的にいうと、
ここでいう身体とは 筋肉 のことです。
筋肉は本来、とても素直です。
刺激が入ると縮み、
刺激がなくなると自然にゆるみます。
これが健康な状態です。
■問題は「ゆるむ時間がないこと」
ところが、ストレスや緊張が続くとどうなるでしょうか。
例えばこんな状態です。
・仕事で常に気を張っている
・家庭の心配事が続いている
・人間関係で気を遣い続けている
・「ちゃんとしなきゃ」と力が抜けない
このような状態では、
筋肉はゆるむ前に次の刺激が入ります。
つまり…
ゆるむ“間”がなくなるのです。
すると筋肉は次第に
・硬くなり
・緊張が抜けず
・いつも力が入った状態
になってしまいます。
これは、例えるなら
ずっとアクセルを踏み続けている状態
といえるでしょう。
■緊張が続くと身体の中で何が起こるのか
筋肉がやわらかいときは、
血液はスムーズに流れます。
動脈から入り、毛細血管を通り、静脈から出ていく。
とても自然な流れです。
しかし、筋肉が硬直した状態になると…
血管やリンパ管が圧迫され続けます。
すると
・血流が悪くなる
・酸素や栄養が届かない
・老廃物が流れない
結果として、
筋肉の中に疲労物質が溜まり、
慢性的なコリや痛みが生まれます。
■そして関係してくるのが「自律神経」
ここで、とても大切なポイントがあります。
それは
背骨のまわりの筋肉と自律神経の関係です。
背骨の周囲には多くの筋肉があり、
そのすぐ近くを自律神経が通っています。
つまり…
筋肉がずっと緊張していると、
自律神経はその状態を常に感知してしまいます。
■自律神経が誤作動を起こす仕組み
本来、自律神経は
・活動するときは交感神経
・休むときは副交感神経
このバランスを保っています。
しかし、背骨まわりの筋肉が慢性的に緊張すると、
自律神経は
「まだ危険な状態が続いている」
と誤解してしまいます。
その結果、
交感神経がずっと働き続ける状態になってしまうのです。
これがいわゆる
自律神経の乱れ
と呼ばれる状態です。
■だから「異常なし」と言われる
この状態は、
レントゲンや血液検査では映りません。
だから病院では
「異常なし」
と診断されるのです。
でも、それは
気のせいでも、怠けでもありません。
身体はちゃんと理由があって
その状態になっているのです。
■まずは安心してください
不調が続くと、
「このまま治らないのでは…」
と不安になりますよね。
でも、
身体の過度な緊張が原因であれば、
その緊張がゆるめば回復の方向へ向かいます。
身体は本来、
元に戻ろうとする力を持っている
からです。
■まとめ
慢性的な不調の背景には、
・繰り返されるストレス
・ゆるむ時間のない筋肉
・血流の低下
・自律神経の誤作動
このような流れが関係していることが多いのです。
もしあなたが
「検査では異常がないのに辛い」
と感じているなら、
それは身体からの大切なサインかもしれません。
どうか一人で抱え込まず、
まずは安心してくださいね。
