生き方・あり方自律神経不調

自律神経と病気

 decoding 生き方・あり方

心整体 いきいき堂の岩野です。このブログでは体験を通じて、心や体が健やかにいきいきと暮らせるためのヒントやアイデアをお伝えできたらと思います。

人間の自律神経系や脳下垂体を中心とするホルモン分泌系は、およそ9〜10才にかけての物心がつく頃に完成します。
大人が何かに対して涙を流したり、さみしいと感じたり、怒ったり、喜んだり、上気してアガったり、いろいろ反応するその芽は、物心がつく以前の日常的な体験や恐怖の場面などに関係があります。

そうした関係が刻み込まれたという意味における自律神経系、ホルモン分泌系が完成するのが、ほぼ9〜10才の頃なのです。

心身症と言うのは、そうした無意識レベルでの自律神経系に左右される病気ではないでしょうか。いや、心身症だけではありません。さまざまな病気、さまざまな体の症状は、この自律神経系に左右されていると考えられます。

自律神経とは、体の内部環境をコントロールする神経系です。交感神経と副交感神経という2種の神経系で構成されており、たとえば交感神経は血圧を上昇させ、筋肉を緊張させ、副交感神経は血圧を降下させ、筋肉の緊張を弛緩させるというように、各々がまったく反対の作用をすることで、人間の体のバランスを保っています。

バランスが崩れれば、慢性的に血圧が高くなったり、慢性的な筋肉の過緊張が生まれたりという病的な状態になり、さらにそれが原因となって、体のあちこちに機能異常が起こります。

その機能異常が一定の時間以上続くと、動脈硬化症や心臓病などの器質的な異常も生じます。

こうした体の異常をもたらす自律神経系の異常を自律神経失調症と呼びます。

神経科などの病院では自律神経の働きを正常化しようとすることでさまざまな身体症状を治す治療を行っていました。自律神経訓練法などによって自律神経系の働きを治療すると、血圧の上昇や筋肉の緊張などのさまざまな身体症状が治るということです。

私たちは逆に
交感神経が興奮するとあらわれる身体症状の中で、代表的なものは血圧の上昇と筋肉の緊張ですが・・・そこで考えたのが、その筋肉が何らかの運動や精神的ストレスによってバランスを崩し、慢性的な筋肉の過緊張が続けば、自律神経系に大きな影響を与えるのではないか・・・
その結果、自律神経系のバランスが崩れ、血流やリンパの流れなどがおかしくなり、二次的、三次的な体の異常が発生し、多くの病気も生まれてしまうのではないかと考えております。

ですから、自律神経ではなくて、筋肉にアプローチ、過緊張をゆるめれば、身体症状も自律神経も両方が良い方向に向かうのではないかということで、心整体法を実施しているのです。

本日はここまでにしたいと思います。続きはまた次回にします。

皆さん、いかがでしたでしょうか?
心と体が健やかにいきいきと暮らせるヒントになりましたでしょうか?
それでは、また!

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