一般的に「頭痛持ち」と呼ばれる場合の頭痛は、同じような頭痛が繰り返し起きることから「慢性頭痛」といわれ、その代表的なタイプとして「片頭痛」「緊張型頭痛」「群発頭痛」があります。
- 風邪をひいているわけでもないのに頭が痛い
- 頭全体が心臓の鼓動と合わせてズキンズキンと痛い
- 頭が締めつけられるようになる
- 下を向いたりすると、余計に痛む
- パソコンを使用していると目の奥が痛い
頭痛が続くと、何もかもやる気が起こらないですよね。他人にもわかってもらえないし、何か大きな病気が隠れているのでは・・・と不安にもなります。
頭痛薬のテレビCMで商品名を覚えてしまうほど、頻繁に放送されるということは悩まされている人がかなりいるということ。何とかしたいですよね。
頭痛について

よくある慢性頭痛の中でも代表的な次の3種類に分けられるようです。
「片頭痛」・「緊張型頭痛」・「群発頭痛」
これらは西洋医学界では「善玉頭痛」というそうです。「善玉」って聞くと善玉コレステロールみたいで体に良いものというイメージがしますが、辛いですよね。
片頭痛と緊張型頭痛、それに群発頭痛が「善玉頭痛三兄弟」です。北里大学・坂井教授らの全国調査によると、慢性頭痛は成人の4人にひとりが悩み、頭痛全体では3,000万人、片頭痛だけでも840万人いると推定されます。
片頭痛
こめかみあたりが、ズキンズキンと脈打つような痛みがあります。
吐き気がして気分が悪くなります。
ひどくなると持続性の痛みとなり、ズキズキしないこともあるようです。
人によってはギザギザの閃光(閃輝暗点)が20〜30分ほど先行してから、頭痛が起こることもあります。
圧倒的に多く女性に見受けられます。
緊張型頭痛
頭痛の約半分を占めます。中高年に多いです。やはり女性に多くみられます。
後頭部から首筋にかけて重圧感や「はちまきをしているような」、「帽子を被っているような」と表現される圧迫感があります。
我慢できるほどの強さで寝込むほどではないと言われます。
肩こりや首の痛みも併発することが多いです。
群発頭痛
20〜30代の男性に多いです。
群発地震のようにいったん起こると1〜2ヶ月の間、毎日のように短時間の頭痛が起こります。
片側の目の奥、眉毛、こめかみの部分に、えぐられるような激しい痛みが出ます。群発期はお酒を飲むことにより発作がたびたび発生します。
その他(大後頭神経痛)
首が歪むことによって起きる、目の奥の痛みです。
どうしてなるの?

頭痛も当院前回ブログの「腕のしびれ」と同様なのです。
情報化社会になって、仕事も私生活も常にデジタルツールを便利に使いこなしています。便利な反面、指先を微妙に動かしながら、マウスやキーボード、スマホを操作しています。そして昼夜を問わず使用もしています。当然、目も酷使していますし、姿勢も前かがみになって崩している状況です。
特に頭部全体が前かがみになっているため、それを首が一生懸命に支えようと頑張っています。

そして、効率化を求められる社会システムもストレスを増加させています。
昨今、スピードと正確性を求められた仕事が多くなっています。これが好きな仕事なら程よい疲れで済むし回復も早いのですが。
好きでもない・・・けど、生活のためだ!家族のためだ!と思って、使命感や義務感だけでやっていることであれば、日に日にストレスは蓄積しています。

この3つ+その他の頭痛は自然発生的に起きているわけではないのです。
ストレスを感じる生活習慣により、自律神経の交感神経の働きが強くなってしまっています。
そして、筋肉の過緊張が続き、頭痛も起こりやすくなっています。
血管の拡張や収縮のコントロールもうまくできなくなってしまい、脳内で血管が拡張したりしています。
どうすればいいのか?

これも、前回ブログ「腕のしびれ」と同様になります。
今の仕事をやめたり、生活を極端に変えたりすることは、現実困難です。
そして、マッサージなどで一時的に筋肉をほぐしても、それだけでは根本的な解決にはつながりません。
いかに心身をリラックスさせるかが非常に重要になってきます。
まずは現状の生活の中で精神的なものを自分なりに切り替えることがあれば、やってみましょう。
趣味やスポーツ、読書、おしゃべり、映画、マンガ、カラオケなど

心おおらかに!取り越し苦労をしない。無用な心配をしない。
「○○したらどうしよう・・・」「〇〇さんに嫌われたり、怒られたらどうしよう・・・」って自分で勝手に思っているだけのことが多いですからね。

「大丈夫」です。前に向かえば、絶対に何とかなります。
病院に行くと、これらの頭痛については原因がわからないと言われます。
そして薬で対処しましょう。ということになる。
薬には副作用が伴います。ですから医師の指示に従わないといけません。
薬は痛みを取ることだけを役目としています。根本的解決になっていません。
薬は化学化合物なので自然なものではありません。
一方、薬を服用する人間は自然物(言い方おかしいかもしれませんが)です。
どこかでバランスが崩れてきます。
結局、体を冷やしたり、じわりじわり筋肉を緊張させてしまっています。

薬の服用は気をつけたいものです。
身体面においては、交感神経が高ぶることによって起こる、筋肉の過緊張(筋肉の慢性的な疲労)をゆるめる必要があります。
私どもが行なっている整体施術はこのような症状に対し、優しく揺らし、さする施術で過緊張をゆるめ、体にゆるむことを覚えてももらうようにしています。
強い力で押したり、引っ張ったりする必要はないと考えています。

滞った流れを整えるだけで、体は正しい状態に戻ろうと気づいてくれます。
自分自身でゆるめることはなかなか難しいのが現状です。
プロの整体師の力を借りる方法が、身体の状態も客観的に見てくれて安心です。
もちろん、日々のセルフケア(筋肉をほぐすストレッチ)で筋肉の緊張をリセットする方法を指導してもらい、試してみましょう。
頭痛は自律神経のバランスが崩れているSOSサインです。
薬ばかりに頼らず、自然な形で身体をいたわりながら改善していくことをご提案いたします。
自律神経不調でお悩みの方は「心整体 いきいき堂」へLINEでご相談ください。

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