自律神経不調

自律神経とは?

 decoding 自律神経不調

自律神経という言葉を初めて聞いたのは、私が小学生高学年の時でした。
今から約45年前のことです。

小学生の時にサッカーの試合中に転倒して、頭部を地面に強打したことがありました。病院で検査した異常は無かったのですが、数日後、気分の悪くなり、吐き気が続きました。

再度病院で診察を受けた時に言われたのが「自律神経失調症ですね。」でした。子供ながらの思ったのが、「自律神経?」ってなんだろう?、どんな役割をしているのだろう?という疑問でした。今回は自律神経を解説してみたいと思います。

自律神経とは

自律神経は、私たちの身体の自動的な調整機能を担う神経系の一部です。この神経系は、呼吸、血圧、心拍数、消化、排泄など、私たちの生理機能を調整しています。

自律神経の仕事=生命活動の維持

  • 内臓を動かす
  • 体温・体内気圧の調整
  • 呼吸
  • 分泌
  • 排泄
  • 生殖
  • 免疫

自律神経は内臓を動かす仕事をしていますが、心臓を今より速く動かそうと思って、自分でコントロールできるでしょうか?大汗をかいている時に、汗を止めようと思って自分でコントロールできるでしょうか?いずれもできないです。これが生理機能を調整しているということです。

交感神経と副交感神経

自律神経は、交感神経と副交感神経の2つの部分に分かれています。交感神経は、ストレスや興奮などの刺激に反応して、身体を興奮させます。一方、副交感神経は、リラックスや休息の状態に反応して、身体を落ち着かせます。

この2つの神経は、バランスを保ちながら協調して働くことで、私たちの身体の状態を維持しています。たとえば、私たちがストレスや危険に直面した場合、交感神経が優位になって、心拍数が上がり、血圧が上昇し、筋肉が収縮します。逆に、私たちがリラックスしている場合、副交感神経が優位になり、心拍数が下がり、血圧が下がり、筋肉が緩むことによって、私たちの身体はリラックスしやすくなります。

この二つの神経機能は、同時に動くことができません。どちらかの神経機能が働けば、もう一つの神経機能は働けないというシーソーみたいな関係になっています。

自律神経がバランスを乱すとき

自律神経には、様々な要因が影響を与えます。たとえば、ストレスや不安、睡眠不足、栄養不良、運動不足などは、自律神経のバランスを乱す可能性があります。

これらの要因は筋肉を緊張させ、それが続けば、筋肉は過緊張の状態になってしまいます。
筋肉の過緊張が自律神経のバランスを乱していきます。

自律神経のバランスを整える

自律神経は自分の意識ではコントロールできません。自律神経はとても重要な役目を持っていて、これ無しでは生きていけません。ですので自律神経のバランスを整えることが健康な身体を保つことになります。

自律神経のバランスを整える方法はさまざまあります。

まずは過緊張している筋肉をゆるめることです。そうすれば筋肉の動きにメリハリがつくと同時に交感神経と副交感神経のメリハリもついてきます。そして筋肉が過緊張にならないようにするために、たとえば、ストレスを感じたら深呼吸をすること、リラックスした音楽を聴いたり、散歩をすることなどが有効です。また、健康的な食生活を心がけたり、適度な運動を行うことも大切です。

もし、自律神経のバランスを整えるための日常的な方法が効果がない場合は、専門家の診断と治療を受けることが必要です。専門家は、検査を行い、適切な治療法を提供してくれます。自律神経のバランスを整えることは、身体的な健康と精神的な健康にとって非常に重要なことです。日常生活で実践できる方法を取り入れ、健康的な生活を送るよう心がけましょう。

自律神経不調でお悩みの方は「心整体 いきいき堂」へLINEでご相談ください。

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